防犯のすゝめ

ネットカフェで情報漏洩!?被害を防ぐための注意点とは

無料Wi-Fiが使えるネットカフェは便利な存在ですが、情報漏洩には注意が必要です。現在、総務省でも無線LANの危険性を呼び掛けています。

今回は、ネットカフェを利用する際に気を付けておきたいポイントや、公衆無線LANの危険性・使い方を詳しく解説していきます。

総務省が「無線LANセキュリティ対策講座」を開講

2022年3月、総務省の「無線LANのセキュリティ確保のためのオンライン教育」をもとに、株式会社インプレスと株式会社ドコモgaccoはセキュリティ対策講座を開講しました。無線LANの普及に伴い、改めてセキュリティ意識を高めるのが目的とのこと。

今回の講座は、「gacco」と呼ばれるオンライン講座サービスを使って配信されました。講座は全12回で構成。第1・2回はWi-Fiの基本事項、第3~6回は自宅やオフィスなどさまざまな利用シーンにおける注意事項、第7~12回はWi-Fiの仕組み、安全に使うためのポイント、最新動向などより詳しい内容、という流れで学ぶことができます。

イラストや図を使って説明されるため、パソコンに詳しくない人でも理解しやすいのが特徴です。最後には理解度チェックテストも用意されているため、学んだ知識を効率的にアウトプットできるのもメリット。また受講者には抽選でプレゼントも用意されています。

インターネットカフェ利用時の注意点

無線LANが無料で利用できるインターネットカフェは非常に便利な存在です。しかし使い方を誤ると、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があるので注意しておきましょう。

実際に、キーボードの入力履歴を盗み取る「キーロガー」というソフトにより、ネットバンキングへ不正アクセスされたという事件も発生しています。個人情報を守るために、ネットカフェ退出時には「ログインしたサイトは必ずログアウトする」「IDやパスワードの痕跡、閲覧履歴、Cookieを削除する」「ゴミ箱は空になっているか確認する」の3点を守ってください。

また、ネットカフェではクレジットカード番号や口座番号を入力するサイトはできるだけ利用しないようにしましょう。ネットショッピング、ネットバンキング、オークションなどは要注意です。

公衆無線LANの危険性や使い方

無料で誰でも利用できる公衆無線LANは、便利な反面、大きく分けて2つの危険性が潜んでいます。

一つ目は「盗聴」のリスク。無線LANに接続しているパソコンやスマートフォンなどを覗き見する行為です。氏名・住所・口座番号などの個人情報が読み取られたり、重要なメール内容が流出したりしてしまう恐れがあります。盗まれたIDやパスワードを使って不正ログインし、勝手に投稿したり物を購入する事例も報告されています。

二つ目の危険は「偽アクセスポイント」。偽アクセスポイントとは正規のアクセスポイントを装い、悪意の第三者が作ったアクセスポイントのことです。誤ってアクセスするとフィッシングサイトへ誘導され、サイバー犯罪に巻き込まれる可能性があります。正規のものと見分けがつきにくいため、より一層注意が求められます。

自宅で無線LANを使用する場合は「適切な暗号方法を設定する」「初期パスワードを変更する」「最新のファームウェアにしておく」の3点に気を付けておきましょう。

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