防犯のすゝめ

大学生も参加するネット犯罪防止ボランティア。講義や特別授業を行う団体も

犯罪防止のボランティアというと、小学生の登下校を見守る地域ボランティアを想像する方が多いかもしれません。しかし最近の犯罪はSNSなどインターネット上にも広がっています。この流れを受けて登場しているのがネット上をパトロールする犯罪防止ボランティア。今回はネット犯罪と戦う大学生のボランティアについてご紹介します。

島根大学の学生がサイバー防犯ボランティアに参加

7月30日、島根大学のキャンパス内において島根県警察サイバー防犯ボランティアの委嘱式が行われました。このボランティアが実施する主な活動内容はネット上のパトロール、違法・有害情報の通報、ネット犯罪防止を目的とした広報活動への参加など。今年度、島根大学からは40名の学生がこのボランティアに参加します。委嘱式が行われた後にはボランティア参加者を対象とした研修会が行われ、学生たちはボランティアの活動内容、ネット犯罪の基礎知識などについて学びました。

代表的なネット犯罪とその対策

警察やボランティアがパトロールしているといっても、犯罪の芽をすべて摘み取れるわけではありません。詐欺やウイルスの被害に遭わないよう自衛する意識が必要です。まず最初に行っておきたいのはウイルス対策ソフトの導入。その名の通りウイルスを検出した時や危険なサイトへアクセスした時に接続を遮断してくれたり、警告を表示するなどの方法で利用者に注意を促してくれます。しかし、だからといって100%安全というわけではありません。国民生活センターなどが発信する詐欺手法や悪徳商法の最新事例をチェックし、もしかして自分は騙されているのではないか?と疑う気持ちを持つことが大切です。

サイバー防犯ボランティア研究会という団体も

最近は小学生でもパソコンやスマホを持っていることが少なくありません。子どもたちをネット上の犯罪や事件から守るためには親や教師たちの指導が必要不可欠です。といっても最新のIT機器については大人より子どもの方が詳しいことも多く、なかなか思うように教育できていないと感じる方も多いのではないでしょうか。サイバー防犯ボランティア研究会という団体では慶應義塾大学の学生たちがボランティアとして子どもたちや保護者たちを対象としたセミナーや特別授業を行っています。子どもたちと近い目線でインターネットを利用する学生からであればより子どもたちに対してより適切なアドバイスができるでしょう。特別授業等はサイバー防犯ボランティア研究会の公式サイトから依頼できるので、興味があれば検討してみてはいかがでしょうか。

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