子どもに「自分を守る力」を身に付けてもらうには?小学生への防犯教育について
小学校に入学すると、登下校時など子どもだけで行動することが多くなります。帰宅してから習い事をしている子も増えており、自分の身を自分で守らなければならない場面もあるでしょう。今回は、子どもに「自分を守る …
コンパクトで常に持ち歩ける防犯ブザー。お子様の入学などをきっかけに購入をしたという方も多いのではないでしょうか。
今回は、防犯ブザーの選び方や鳴らし方、点検方法などについて詳しく紹介します。
防犯ブザーといっても、デザインやカラーはさまざまです。最近ではデザイン性に優れたものも多く販売されており、気軽に生活に取り入れることができます。また、子供だけではなく大人の女性が持ち歩けるような製品もあるため、不安な気持ちに寄り添ってくれるでしょう。
防犯ブザーは万が一のときに大きな音を出すことで、まわりに危険を知らせることができるアイテムです。その音量は85~90デシベルと、地下鉄の走行音なみの大きさがあります。なかには100デシベルを超える防犯ブザーもあるため、とにかく大きい音が良いという方にはぴったりでしょう。
鳴らし方は主に3つあります。
一つ目は、ひもを引っ張るタイプです。すぐに手が届き引っ張れるので、子供でも使いやすいでしょう。ただし、間違って引っ張ったり遊んでしまったりするデメリットがあります。
二つ目は、ピンを抜くタイプです。このタイプは一度抜いたら、再びピンを戻すか電池がなくなるまで音が鳴り続けます。なかなか音を消すことができないため、ここぞという時に使用しましょう。
三つ目は、スイッチを押すタイプです。押す場所がわかりやすく、小さな子供でも扱いやすいでしょう。ひもやピンタイプと併用している製品もあります。
また、最近の防犯ブザーは音を鳴らすだけではなく、製品によってはさまざまな機能を兼ね備えています。
一つ目は防水機能です。雨の日に濡れても壊れないため、いざというときに安心できます。
二つ目はライトです。懐中電灯のように使えるため、暗闇でカバンのなかのものを探すときや、玄関のカギを開けるときなどに便利です。夜間道を歩くときに使用すれば、万が一の際にいち早く音と光で周りに危険を知らせることもできるでしょう。
防犯ブザーをせっかく身につけていても、いざというときに音が鳴らなかったら意味がありません。防犯ブザーは、落とす、ぶつけるなどのちょっとした衝撃で壊れる可能性があります。そのため、定期点検が必要です。
点検するタイミングは、1ヵ月に1回程度が理想的です。音が小さくなってきたら電池切れのサインなので、見逃さずに電池交換をしましょう。
定期的に点検することで、お子さまが自分で音を鳴らす練習にもなります。いざというときに使えるように備えましょう。
最近の防犯ブザーのなかには、GPS機能を備えている製品も登場しています。ボタンを押すと自動的に緊急通報され、要請をすれば緊急対処員が駆けつけてくれるというものです。この製品を出しているセコムでは、24時間365日オペレーターが待機しています。
スマホでも通報できると思われますが、カバンから取り出したり、電話をかけるまでいくつかのステップを踏んだりするため、パニックになった状態ではすぐに連絡することが難しいはずです。圧倒的速さで緊急通報できるというのが、この製品の最大のメリットになります。