防犯のすゝめ

性的被害に遭ったらどうする?知っておくべき相談窓口

自分が被害者になったことを言い出せず、泣き寝入りしてしまう女性も多い性的暴行被害。今、実際にどのような性的暴行事件が起きているのか、万が一自分が被害者になったらどこへ相談すればよいのかについてご紹介します。

女子学生の自宅マンションへ侵入し待ち伏せ

4月4日、神奈川県相模原市で強盗強制性交などの疑いで20代の男性が逮捕されました。容疑者は3月11日、女子学生が自宅マンションからゴミ出しにいくわずかな時間を見計らい侵入。その後浴室で待ち伏せし、被害者が入浴しようとしたタイミングを狙って襲いかかったと報道されています。暴行後には金銭を要求し、現金5万円を奪い取ったとのこと。容疑者は事件に関与していることを認めたほか、同地域で行われていた複数の事件についても犯行に関わっていることをほのめかしており、警察では別の事件も視野に捜査を進めています。この事件から得られる教訓は、たとえ短い時間でも決して油断はできないということ。少しくらい大丈夫だろうという隙を犯罪者は見逃しません。今もあなたが外へ出る瞬間を虎視眈々と狙っているかもしれないと考えましょう。たった数十秒であっても、家から離れる時は必ず施錠をしてください。

実の親から被害を受けるケースも

性的暴力は見知らぬ人から襲われるだけではありません。実は被害の9割は顔見知りの人間から受けているというデータもあるほどです。実際、2017年には当時19歳の娘に性的暴行を加えたとして実の父親が逮捕されました。この事件についてその後裁判が行われましたが、驚きなのが「被害者は心理的に著しく抵抗できない状態だったとは認められない」として無罪になってしまったこと。4月8日に控訴はしているものの、これからどうなるかはまだ分かっていません。せっかく声をあげたのに報われないことが性的暴行被害者をさらに苦しめる原因となっています。

性暴力被害者のための相談窓口

冒頭でも取り上げたように、性的暴力は被害に遭ったことを言い出しにくい犯罪。誰に相談すればよいか分からず、事件の後も苦しみ続ける人が少なくありません。しかし、そんな被害者たちを少しでも救おうと活動している人がいるのも事実。彼らと取り組みについては内閣府男女共同参画局の「女性に対する暴力の根絶」のページで紹介されています。もちろん一番は被害に遭わないための対策を徹底させることです。とはいえ相談窓口が存在していることも覚えておきたいところ。被害に遭った人も遭っていない人も一度目を通しておくと良いでしょう。

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