防犯のすゝめ

手口はわかっていたのに騙される…ロマンス詐欺の巧みな話術に注意!

近年恋愛感情を利用した「ロマンス詐欺」が横行しています。手口や事例などをニュースなどで知ると「自分は騙されないだろう」と考える人も少なくありません。しかし、手口はわかっている人でも騙されるほど、ロマンス詐欺は巧みな話術を使って騙そうとするケースも増えているため、注意が必要です。今回は、ロマンス詐欺の巧妙さや相談先についてご紹介します。


被害者の約6割はロマンス詐欺の手口を知っていたことが判明!

三重県警が実施したSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害者アンケートによると、被害者の約6割は手口を知っていたのに騙されていることが判明しました。SNS型投資詐欺も含むアンケート調査ではあるものの、半数以上の人が手口を知った上で騙されていたため、すでに新しい詐欺の手口が横行していると言えます。

騙されてしまった理由として、「騙し方が巧妙だった」と回答した人が約4割、「自分が被害に遭うとは思っていなかった」と回答した人が約3割に上っています。また、被害に気付いたおよそ半数の人が、資金を引き出せなくなったからといい、家族からの指摘を受けて気付いた人は約2割でした。


ロマンス詐欺の手法は年々巧妙さを増している

ロマンス詐欺の手法は以前に比べて巧妙さが増しています。例えば、これまでは出会い系サイトやマッチングアプリで行われることが多かったですが、近年はSNS上やオンラインゲームで知り合った人、言語学習アプリを使って知り合った人など、あらゆるプラットフォームでもロマンス詐欺の被害に遭うリスクが高まっています。

また、生成AIを活用してまるで実在する人物のようなプロフィールや写真、架空のストーリーを準備しているケースも少なくありません。最近では、音声変換技術やディープフェイク技術も活用されており、例えばテレビ電話で顔を見ながら通話できるケースが増えていることから、つい信じてしまう人も増えているのです。


ロマンス詐欺かも…迷ったらどこに相談すべき?

実際にマッチングアプリやSNSなどを利用している際に、「もしかしてロマンス詐欺かも?」と不安に感じたら、他の人に相談してみましょう。もし家族や友人などに相談するのは少し恥ずかしい、気が引けるという場合には、警察相談専用窓口(#9110)や消費者ホットライン(188)などを活用するのがおすすめです。また、各都道府県警本部のサイバー犯罪相談窓口などに相談するのも良いでしょう。

ロマンス詐欺の手口は巧妙化しており、信憑性が高かったのに実は騙されていたという事例も少なくありません。実際、ロマンス詐欺の手口を知っている人でも騙されている事例が起きています。少しでもロマンス詐欺か不安に感じたら、警察相談専用窓口や消費者ホットラインなどへ相談し、自分自身を守るようにしましょう。

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