防犯のすゝめ

渋谷・丸の内で警察庁が女性にもできる護身術紹介

いくら防止が叫ばれても、なかなか完全になくなることがないのが痴漢事件の困ったところです。痴漢被害に遭いやすい人は、自分で身を守ることも考えたほうがよいかもしれません。痴漢被害防止のための護身術対策について、紹介します。

渋谷駅の痴漢被害防止イベントで女性にもできる護身術を紹介

夏場には、痴漢被害の件数が増えるといいます。女性の服装が、夏向きになるのが理由の一つかもしれません。少しでも痴漢被害を防ぐために、警視庁では渋谷駅で痴漢被害防止イベントをおこないました。

イベントでは痴漢被害を防ぐ方法が呼びかけられたのですが、中でも注目されていたのが女性にもできる護身術の紹介です。痴漢被害に遭ったとき、防犯ブザーを鳴らしたり、周囲に助けを求めることが有効だといいます。ただ、それがかなわないとき、自分で自分の身を守る術を身に着けておくことも役に立つはずです。

丸の内でも痴漢被害防止対策講習

東京の丸の内でも、周辺で働く女性達に向けて警察官が護身術を教えて講習会が開かれました。丸の内界隈では、都内でも痴漢の被害が多めの場所だといいます。講習会では、簡単にできる護身術を紹介。護身術というと合気道のように相手を投げるような技がイメージされるかもしれませんが、「電車の出入り口付近に乗らない」、「胸のあたりでバッグを抱え持つ」、「男性を背にして立たない」などの対策も十分に護身術といえます。

痴漢被害防止のための護身術は、ストーカー対策にも利用できます。東京都内では、半年間で750件以上のストーカー被害が報告されているとのことです。ケースによっては、ストーカー被害も護身術で対応できる可能性があります。危険な場合はすぐに逃げることが大切ですが、腕をつかまれたら振りほどく方法なども、覚えておいたほうが役に立つでしょう。

咄嗟にできる護身術を覚えて身を守る意識が大切

身の危険に遭ったとき、多くの女性は誰かに助けてほしいと思うでしょう。また、誰かが助けてくれるという期待もあるでしょう。しかし、周囲に誰もいないところで襲われたり、声をあげても助けてもらえないといったケースは出ています。護身術というと大げさに考えてしまいがちですが、自分の身を守るためにとっさにできる対策を覚えておく意識が重要です。

映画のように、ヒーローが現れて危機から救ってくれるなどということはなかなかないものです。多くの経験者が、自分で自分の身を守って犯罪被害から逃げています。最低限の護身対策をマスターして、リスクに備えておきましょう。

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