防犯のすゝめ

災害時には犯罪被害にも注意しよう!身を守るための防犯対策とは

災害が起こった時、誰もがパニックになります。しかし、そのような状況下で犯罪に手を染める人もいることは、覚えておかなければいけません。避難中に盗難などの被害に遭うケースは、これまでに日本国内で起こった災害時にもニュースで取り上げられているので、見聞きしたことがあるでしょう。

今回は、実際にあった犯罪時の犯罪、災害時または災害発生時の防犯対策について解説していきます。


実際にあった災害時の犯罪

まずは、実際にあった災害時の犯罪からご紹介します。ここで紹介するのは、2024年1月1日に発生した能登半島地震の時に起こった犯罪事例です。

能登半島地震が発生した際、氷見市などで侵入窃盗の被害が発生しました。避難中や不在時を狙った空き巣被害です。被災者の混乱や困惑、不安に付け込んだり、救援すると見せかけたりする犯罪者もいるので、悪質性は非常に高いです。

さらに、地震を利用した悪質商法も多くみられました。屋根瓦の修理やブルーシートの設置を促すといった内容です。


災害時の防犯対策

災害が起こると、防犯対策をゆっくりとする余裕はありません。そのため、あらかじめ災害に備えた防犯対策をすることが重要になります。災害が起こった場合、電気やインフラなどが遮断されたり、ドアや窓が壊れて施錠できなくなったりするので、普段の防犯対策では不十分な状態になる可能性が高いです。

人がいるように見せかけるためラジオを使えるようにしておく、貴重品や緊急グッズは避難ルートに置いておくといった工夫を普段から凝らすことがポイントになります。


災害発生時の防犯対策

災害発生時の防犯対策も確認しておきましょう。

避難所で盗難被害に遭う可能性もあるため、貴重品は肌身離さず身に付けたり、すぐ目につく場所に置いたりするようにしてください。ウエストポーチなどに入れておけば身に付けやすいです。また、何かあった時に備えて防犯ブザーや笛を携帯するのも良いでしょう。

子どもと2人きりや単独での行動を避けることも、被害に遭わないようにする対策として効果的です。犯人はよそから来た人だけとは限りません。顔見知りであっても、怪しいと思ったら大声を出して助けを求めるようにしてください。

災害時に被害に遭ってしまったというケースは古くからあり、なくなることはないでしょう。今後も同じような被害に遭う人が出てくる可能性は高く、それが自分の身に降りかかることも想定しておかなければいけません。災害はいつ起こるかわからないので、その時に焦らないように今のうちから備えておいてください。

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