防犯のすゝめ

賛否両論?防犯カメラ設置はアリ?ナシ?

お店や公共施設の中はもちろん、最近は外でも見かけることが増えてきた防犯カメラ。「防犯カメラがあると犯罪を未然に防ぐ効果があるから安心」「もっと設置を進めるべき」という声がある一方、「そこまでたくさん設置する必要があるのか」「常に監視されているようで嫌な気分になる」といった反対意見もあるなど、賛否はまだ分かれているようです。そこで今回は防犯カメラの設置状況を紹介するとともに、防犯カメラの設置を支持する人・反対する人の割合や理解を進めていくためにはどうするべきかについて紹介していきます。

防犯カメラの設置が各所で進む

京都府宮津市では、市内の中でも特に交通量の多い場所へ防犯カメラを設置することに決めました。設置目的は犯罪を防止すること、万が一事件が起きた時に警察へ情報を提供することの2つ。設置されるのは駅前の交差点など計3箇所となっており、カメラは夜間でも鮮明に撮影できる高性能なものとのこと。2019年の夏から順次運用していくことを公表しています。撮影したデータは警察の捜査にのみ使われ、その他企業などに提供することはないとしています。

防犯カメラ設置に反対意見も

東京都ではJR山手線において車内に防犯カメラが設置され始めています。このことについて、ネット上では「安心感があっていい」といった賛成意見、「満員電車では意味がないのではないか」といった反対意見が噴出し議論を呼び起こしました。
実際のところ、電車内に防犯カメラを設置することを支持する人、反対する人の割合はどのくらいなのでしょうか?2010年3月にJR東日本が行ったアンケートによると、賛成する人は9割、反対する人は1割だったとされています。賛否両論とはいえ、どうやら反対する人はそこまで多いわけではないようです。

防犯カメラ設置への理解を進めていくには

防犯カメラに犯罪防止効果や事件を解決する助けになる効果があるのは事実。とはいえ、反対する人たちの声を無視するわけにもいきません。もしかするとあなたも防犯カメラ設置に反対する人と議論になった経験があるのではないでしょうか。理解を進めていくためには犯罪捜査に協力する時以外に撮影データを決して利用しないことを丁寧に説明するほか、犯罪防止に役立った事例を紹介するなど地道に説得を続けていくしかないでしょう。なぜ防犯カメラを設置する必要があるのか、それによりどのようなメリットがあるのかを説明できれば防犯カメラに対する誤解も次第に解けていくはずです。

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