インターホン詐欺に注意しよう!手口や対処法をご紹介
詐欺師は様々な手を使い、騙して金銭や情報を奪おうとしてきます。インターホン詐欺もその1つであり、老若男女問わずターゲットになり得るため、注意が必要です。 この記事では、インターホン詐欺の手口や対処法を …
キャッシュレス決済が進むにつれて、電子マネーを悪用した詐欺が増加しています。今後は電子マネーの利用がさらに拡大することが見込まれるため、今のうちに対策しておくことが大切です。
今回は電子マネーに絡んだ詐欺手口や予防方法を紹介します。
2022年11月、山口県宇部警察署は電子マネーの使い方を注意喚起する専用袋を配布し、詐欺防止に努める取り組みを開始しました。山口県では電子マネーを購入させて騙し取る詐欺事件が続いており、被害をこれ以上拡大させないことが急務となっています。
今回新たに作成したのは、電子マネーを購入した際に使うカード入れ用の封筒で、表紙には「うそ電話詐欺多発中」という注意喚起の文章と、よくある詐欺手口のチェックリストが書かれています。表面に大きく記載することで、詐欺に引っかかる前に一歩立ち止まってもらうことを目的としています。
現在、宇部市内の電子マネーを扱うコンビニエンスストアを対象に、1店舗ごとに100枚を配布中です。宇部警察署によると、2022年1月から2022年10月末までに発生した電子マネー詐欺は41件報告されており、被害額は1,700万円にも上っています。「被害を少しでも抑えるために専用封筒が役立てば」と話しています。
電子マネーやプリペイドカードは、券面に記載された番号があれば「誰でも・どこでも・いつでも使用できる」という特徴があります。この利便性を逆手に取り、詐欺に悪用する手口が急増しています。
Webサイトの運営者を装い、メールやSMSなどで「利用料が未払いです」「今日中に支払いがないと法的措置いたします」といったメッセージを送り付けます。その後、ターゲットに対し「コンビニで〇〇ギフトカードを購入してください」と指示し、カード裏面のカード番号を教えるよう誘導してきます。カード番号が犯人に知られると、自由にお金を使われてしまうという流れです。
電子マネーにおいては、カード番号を教えることはお金を渡すのと同じことです。業者が電子マネーの番号を要求してくることは基本的にないため、下記のようなメッセージが届いたら警察へ届け出ましょう。
・料金が未納です
・裁判になります
・芸能人に会えます
・~に当選しました
電子マネーを安全に使うには、常日頃からの利用者の意識が大切です。特に重要な4つのポイントを紹介します。
・スマートフォンにロックをかける
顔認証や指紋認証を登録しておけば、第三者に操作されるのを防げます。大切なアプリがあればロックをかけておくとさらに安心です。
・決済履歴をチェックする
支払い履歴を定期的に見直し、不明な明細がないか確認してください。万が一、不正利用されていたとしても早期発見できればお金が戻ってくる可能性があります。
・IDとパスワードは使い回さない
同じものを使っていると、複数のサービスで不正利用される確率が高まります。生年月日や連続数字など推測されやすいものは避け、数ヵ月に1度は変更するようにしましょう。
・リンクを簡単に開かない
メールやSMSに記載のURLを容易にクリックしてはいけません。公式サイトやアプリからアクセスするようにしてください。