防犯のすゝめ

高校生が詐欺の加害者に?若年化する詐欺事件

若い頃は誰でも世間を知らず、無茶をしたり他の人に迷惑をかけたりすることもあるものです。ところが、最近では若い学生が悪質な犯行に手を染めるケースも増えています。詐欺事件においても、その犯行グループは低年齢化しており、高校生が詐欺の加害者として事件に関わったケースも出ているようです。未来ある学生が事件に手を染めて、今後の人生に影を落とすようなことはあってはならないことです。

学生が関連する詐欺事件が

特殊詐欺事件、いわゆる「オレオレ詐欺」で息子を名乗って高齢者から現金をだまし取ろうとした事件で、私立大学3年生の学生が逮捕されました。まだ若い大学生ですが、成人しており、容疑者として実名も出てしまいました。

この事件では、大学生は詐欺被害者から現金を受け取る役割である「受け子」を担当していたようです。弁護士役として現場に現れたところを現行犯逮捕となりました。詐欺の電話を受け取った女性は、本物の息子に連絡が取れており、騙されたふりをして警察と連携、逮捕に至ったということです。

高校生が関わる事件も

特殊詐欺のグループは後を絶ちませんが、その若年化も進んでいます。最近では未成年者、しかも現役の女子高校生が詐欺グループに加担していたケースもありました。この事件では、高齢の男性からキャッシュカードをだまし取ろうとした詐欺で、未遂に終わりましたが、なんと女子高校生は現場責任者として指示を出す役割だったそうです。

その他にも男子高校生も加担しており、もっとも年上の男性が22歳という若い4人グループでした。
手口としては「詐欺の犯人を逮捕したからキャッシュカードを回収させてほしい」とカードを奪うというもので、電話をかける警察官役と銀行員役、さらにカードを取りに来る行員などの役割分担がなされていました。SNSで面識のない指示役からこの話を聞いた女子高校生は、中国語のSNSコミュニティーを通して他のメンバーを集めて、現場責任者として指示を出していたそうです。

若い学生は加害者にも被害者にもなりうるリスクが

若く経験の少ない学生は、詐欺をはじめとした犯罪の被害にも遭いやすく、場合によっては上記のような加害者側にも引き込まれてしまうことがあります。そのため、学生に対して犯罪に巻き込まれないための啓蒙活動を実施する自治体や団体も増えています。
特殊詐欺の被害者としても、学生が巻き込まれることが多く、それを懸念した警察が被害防止の指導を行うことも。近畿大学では生活指導の一環として、大阪府警本部特殊詐欺対策室の担当者を呼んで講演を行っています。自分自身の自覚も必要ですが、地域や学校、家族などが学生を加害者にも被害者にもならないように注意することも大切です。

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