自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
ひったくりは計画的に行われることが多い犯行だと考えられています。まだ被害に遭っていないあなたも、もしかするとすでに犯人のターゲットになっているかもしれません。
今回は最近発生したひったくり事件を紹介するとともに、ひったくりを未然に防ぐための対策について紹介します。
11月18日、神奈川県警は50代の男を窃盗の容疑で逮捕しました。男は7月21日の正午ごろ、60代女性が乗っていた自転車の前かごから現金が入ったカバンをひったくったとされています。犯行当時、犯人はバイクに乗っていました。警察の発表によると、今回逮捕された犯人は以前にも犯行を繰り返しており、2018年の9月ごろから神奈川県内で少なくとも14回にわたって同様の手口で犯行を繰り返してきたとのことです。
犯人が狙っていたのは全員中高年の女性。警察の取り調べに対し、犯人は「男性は財布をポケットに入れている」「若い女性はキャッシュレス決済を利用していることが多い」と中高年の女性を狙う理由について供述しました。
今回紹介した事件の犯人も供述している通り、ひったくりに狙われやすいのは中高年の女性です。狙われやすい場所は一方通行の細道。バイクに乗って後ろから近づきカバンを奪う手口が多く、2人組でフルフェイスのヘルメットをかぶっていることが多いようです。時間帯としては夕方から夜にかけての犯行が多いとされています。イヤホンで音楽を聴きながら歩いている、携帯で話をしながら歩いているなど、周りに警戒していない人もひったくりから狙われやすくなります。ひったくり被害に遭うのは一人でいるときが圧倒的に多いため、できるだけ2人以上で行動するよう心がけることをおすすめします。
ひったくりはバイクに乗って歩道を歩いている人のカバンを奪うケースが多いです。つまり、歩道側にバックを持ったり斜めがけにしたりすることで、ひったくり犯に「この人を狙うのは難しそうだな」と思わせることがひったくり防止に有効です。他にも自転車に乗るときは前かごにひったくり防止のネットをつけるなど、ちょっとした工夫で被害を未然に防ぐことができるので試してみてください。他にも防犯ブザーをカバンに取り付け、常に引きひもを握っておくといった対策も有効です。
また、万が一ひったくりに遭ってしまった場合に備え、鍵と住所が分かる身分証明証は別々に持ち歩くことをおすすめします。もしこの2つを同時に盗まれてしまったら、ひったくり犯はカバンだけでなく家にも侵入するかもしれません。