自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
photo by shibainu / 八重洲ブックセンター エレベーター (from Flickr, CC BY 2.0)
警視庁によると、2016年のストーカー相談件数は2万2,737件。
被害者のおよそ9割は女性というデータが出ています。
人前に出ることの多い芸能人も恐ろしいストーカー経験をしているようで、5月8日に放送された『バイキング』(フジテレビ系)では、元人気アイドルがその恐ろしい実態を語りました。
この日の『バイキング』では、女優の中江有里を脅迫していた容疑者が逮捕されたというニュースが取り上げられ、同じような被害にあったという元人気アイドルの本田理沙に話を聞くことに。
本田は結婚を機に26歳で芸能界を引退したのですが、実はその裏には恐ろしいストーカー被害があったと言います。15歳でデビューした本田は、高校生の時にエレベーターに一緒に乗ってきた男に羽交い締めにされ、「動くな」「俺はナイフを持っているから」と言われたそう。
さらに、たまたま21時頃に一人暮らしの家に帰ることができたある日、電気を全て消してテレビを見ていたところ、懐中電灯を持った男が部屋に侵入。パニックに陥った本田は布団を男にぶつけて、窓を開けて「助けて!」と叫んだと言います。
その時はマンションの他の住人や通りがかった人が助けてくれ、無事に逃げることができたのですが、この経験により「ファンをみると具合が悪くなってしまう」という精神状態に。難聴にも陥ってしまい、引退という道を選びました。
スタジオでこのVTRを見ていた坂上忍は「大声出せたから良かったけど出せない人もいるからね」「(大声を出されると)犯人が血が上っちゃう可能性もあるし」と、本田がなんとか無事でいられたことに感心。「とにかく一人で解決しようとしない。警察や弁護士に相談する」ことが大切と締めくくっています。
もちろん、ストーカーに気をつけなくてはいけないのは芸能人だけではありません。
5月3日の『怒りの追跡バスターズ』(TBS系)では、一般人がストーカー被害にさらされる様子が放送されました。
この放送には、自宅に盗聴器を仕掛けられた女性や、監視していることをほのめかすような内容の手紙を届けられていた女性など多くの被害者が出演。中でもショッキングだったのが、「贈り物」を一方的に送りつけられていた女性のVTRです。はじめは缶コーヒーやコンビニのおにぎりだった贈り物が、手作りおにぎりやLINEのIDへとエスカレート。ついに「異性を誘う服装禁止」「連絡はこまめにする」「夜は外出禁止」といった要求と署名の入った契約書まで届けられます。
番組では犯人を特定し、話を聞くことに。犯人の話では、被害者の家の場所は「仕事終わりに後をつけて」突き止め、用心のために表札を出していなかったにもかかわらず名前が分かったのは「郵便受けの郵便物を見たから」。また、車の中を覗いて被害者の好みを把握していたとも語っています。
この犯人は「恋心ですよ」「男の人だったら言わんでもわかるかなと思いますけど」と、罪悪感を感じていないよう。
この男のように勝手な勘違いでストーカー化してしまう加害者も少なくないため、被害を未然に食い止めることは難しいかもしれませんが、少しでもストーカーの不安を感じたら、郵便受けやゴミにも注意し、自分の情報をできるだけ出さないこと。そして何より行為がエスカレートする前に弁護士や警察に相談することが必要です。