自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
昨年末から中国を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が流行しています。今年の1月にはWHOが世界的な緊急事態を宣言しましたが、1ヶ月以上が経過した現在も収まる気配がありません。
ウイルスの感染を抑えることも重要ですが、緊急事態が発生した時には便乗詐欺を行う詐欺師も現れます。この記事では、今回のウイルス流行に便乗した詐欺の内容について紹介します。
2月の初め頃から、新型コロナウイルスの流行に便乗し、マスクを無料で配布するなどと呼びかける詐欺メールが多数確認されています。セキュリティ関連のサービスを提供しているトレンドマイクロ社によると、今回発生している詐欺は携帯電話のメッセージ機能を悪用したものであるとのこと。マスクを無料で配布すると呼びかけつつ、一緒に記載したURLから詐欺サイトや不正なアプリをダウンロードさせるサイトに誘導しているようです。誘導されたサイトの指示に従ってしまうと、クレジットカードの番号や個人情報などを盗まれる恐れがあります。
またこれ以外に、実在する行政機関を装ったメッセージにコンピュータウイルスを仕組んでいるケースも確認されました。信頼できそうな情報だと思っても、公式サイト等で情報を確認する慎重さが求められます。
新型コロナウイルスの流行に便乗した詐欺は世界中で報告されています。日本でも事態を重く受け止めた厚生労働省が、公式サイトにおいて便乗詐欺に注意するよう呼びかけました。
厚生労働省では新型コロナウイルスについての相談窓口を設けていますが、ここでの相談でも詐欺に巻き込まれそうになったといった報告が相次いでいます。
非常事態が起きているとはいえ、行政機関が市民に個人情報を教えるよう連絡することはありません。世の中が混乱している時ほど、詐欺に巻き込まれないように気を引き締めなくてはいけません。
世間に大きな動きがあった時、便乗詐欺は必ずといっていいほど発生します。今回のようなケースはもちろん、地震や台風といった災害が発生した時にもたくさんの詐欺が報告されていました。被害に遭った人だけでなく、寄付を呼びかけ金銭を騙し取る詐欺もあるため、誰にとっても油断できない犯罪といえるでしょう。
もし詐欺のターゲットにされていると感じたら、迷わず警察や消費者ホットラインに連絡してください。相談員からアドバイスを受けられれば、落ち着いて冷静に対応できるはずです。