自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
まさか自分が被害に遭うことはないだろう……。そう考える方もいるでしょうが、ちょっと油断した隙を狙うのがひったくり犯の常套手段です。もちろん一日中周りを警戒するのは難しいでしょう。しかし、ちょっとした工夫をすることで狙われにくくなるならやらない手はありません。
今回は最近発生したひったくり事件を紹介するとともに、自分がひったくりの被害に遭わないためにはどうすればいいのか解説します。
2月21日の夜、兵庫県加古川市において50代の女性がひったくり被害に遭いました。被害女性が自転車に乗っていたところ、後ろからバイクで近づいてきた男に、かごに入れていたバッグを奪われてしまったとのことです。事件はこの1件にとどまらず、30分後には同じく兵庫県加古川市で女子高生がひったくり被害に遭いました。犯行手口は先ほどと同様に、バイクに乗った犯人が自転車のかごからバッグを奪うというもの。似たような事件はこの後数時間の間でさらに4件も起きており、警察は手口がどれも同じものであること、目撃証言に共通点が多いことを理由に、すべて同一人物による犯行とみて調べを進めています。なお、被害者たちに怪我はありませんでした。
兵庫県では1月にも同様のひったくり事件が相次いでいました。事件が起きたのは1月13日の夜。事件現場となったのは伊丹市と尼崎市の路上で、手口は先ほど紹介したものと同じ。バイクに乗った犯人が自転車のかごからバッグを奪うという犯行でした。2月に発生した事件とよく似たひったくりですが、これらの事件に関連性があるかは分かっていません。警察の発表によると、犯人は犯行を行った後、細い路地に入り込んで逃げていったとのことです。
ひったくり被害に遭う人の4分の3は女性だといわれています。その中でも特に被害に遭いやすいのは20代。携帯電話を操作しながら歩いていたり、イヤホンで音楽に気を取られていたりといった人物がひったくりに狙われています。
特に注意したいのはATM等で現金を引き出した直後です。ATMの付近ではひったくり犯が待ち伏せしていることもあるため、周囲に気を払い、不審な人物がいないか確認してください。
路上を歩いている時は、車道に沿って歩かない、壁になっている側にカバンを持つなど、ひったくり犯が狙いにくくなる工夫をしましょう。自転車に乗る時はかごにひったくり防止ネットを装着するのも効果的です。