相次ぐ緊縛強盗事件から身を守ろう!狙われにくい家にする方法とは
2024年8月以降、1都3県では強盗事件が相次いでおり、10月末までで16件の事件が確認されています。現在は関東地方を中心に事件が起きていますが、関東地方以外で発生する可能性もゼロではありません。どの …
バールなどでドア錠をこじ開けて侵入する犯罪手口が増えていることから、警察が注意喚起を呼びかけています。複雑な開錠技術など身につけなくても、鍵を無理やり壊して侵入してしまえばいいということです。このような侵入手口の対策について、紹介します。
バール錠でのドア錠こじ開けによる住宅への侵入盗が多発していることから、ツイッターで住民に注意喚起をうながしているのは愛知県警です。侵入盗のみならず、特殊詐欺の被害対策なども案内する対策の一環ですが、犯人の視点にも気づけるこの呼びかけには大きな期待が持たれています。
実は、全国で昨年1年間に発生した住宅侵入盗のうち、バールなどでドア錠をこじ開けて侵入する手口の半数は愛知県で発生していたとのことです。この状況を危惧して、「狙っているのは無施錠の家」「無施錠で眠っている家にお邪魔します」などの犯行予告めいたつぶやきで新たな犯罪を防ごうとしています。
空き巣の侵入手口ではガラス破りが多いという事実がありますが、表玄関から侵入する手口も少なくありません。そのうち無施錠のドアが狙われるのは当然ですが、最近では施錠してあっても無理やりバールなどを使ったドア錠を破壊する手口が増えているといいます。この大胆な侵入手口は、2ヶ所施錠してあるツーロックでもたった5分で突破できるとのことです。
侵入盗は、侵入に5分かかえれば7割が犯行をあきらめるといわれてきました。10分かかれば、9割が退散するというほど侵入するのに時間がかかる建物が安全性が高いといわれていたのに、ものの5分でドア錠を破壊されてしまうのではどんな家でも侵入されてしまうリスクが高まります。
バールを使ったドア錠のこじ開けにも、まだ有効といえるのが補助錠です。ドアチェーンやドアガードなども、侵入に時間がかかるという意味で効果的です。完璧な対策をあげるのは難しいとしても、少しでも多く侵入に時間がかかる対策をすれば、侵入犯があきらめる可能性が出てきます。
侵入犯のニュースを見て怖いと思っても、自分の家は狙われないだろうと高をくくっている人もいるでしょう。侵入を防ぐ対策をしていない限り、どこの家でも侵入犯に狙われる可能性はあります。油断せずに、侵入を複雑にする対策をとるようにすることが侵入犯による被害を防ぐ第一歩です。