自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
詐欺の手口は時代とともに進化します。ここ数年、増加傾向にあるのがフィッシング詐欺という手口。最近は新型コロナウイルスに便乗した手口も多数確認されています。
今回はフィッシング詐欺の動向や被害を防ぐ方法について紹介します。
2020年7月、フィッシング対策協議会は、昨年7月から今年6月までのフィッシング詐欺の報告状況・集計結果について発表しました。集計結果によると、フィッシング詐欺の報告件数は16,811件。前年の14,245件から2,566件も増加してしまいました。確認されたフィッシングサイトの件数も増加傾向にあり、ここ最近は5,000件を超えることもあるようです。
また、スマホユーザーを狙った手口として、最近は宅配業者になりすましたショートメッセージを送るパターンが増えています。フィッシングサイトに誘導するだけでなく、公式アプリに見せかけた不正なアプリをインストールさせる手口も増加傾向にあるといいます。
フィッシング対策協議会は、メールやメッセージでログインを促された場合はそこに記載されているURLをタップするのではなく、ブックマークした正規のURLやアプリからログインするようにと注意喚起しています。
世の中に大きな動きがあるときは、詐欺師たちにとって絶好のチャンスです。実際、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発表された4月には、フィッシング詐欺目的で作られたとみられるサイトの数が昨年の5倍以上になりました。不足しがちなマスクや給付金に着目し、クレジットカード情報などの個人情報を盗み取る手口も確認されています。マスク以外にも除菌スプレーや除菌シート、在宅ワークで使うためのパソコン周辺機器や外出自粛で需要が急増したゲーム機なども詐欺師に狙われました。新型コロナウイルスは未だ収束する気配がなく、今後もしばらくは同様の詐欺事件が繰り返されるのではないかと予想されます。
公式サイトを装ったフィッシングサイトは、外観を見ても本物との違いが分かりません。偽のサイトか調べるにはURLをよくチェックしましょう。例えば、Amazonの公式サイトは「Amazon.co.jp」ですが、Amazonに見せかけた偽のサイトは「Amaz0n.co.jp」といった少しだけ違うURLになっています。
始めて利用するサイトでは、信頼していいサイトか慎重に判断しましょう。会社概要や問い合わせ窓口を調べるとともに、そこに掲載されている住所や電話番号が実在するものかなども調べましょう。しっかり情報が書かれているようにみえて、実際は会社自体が存在していなかった、ということもあり得ます。