自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
今、プリウスの車両盗難事件が多発しています。「積み替え」と呼ばれる最新の手口で、いとも簡単に盗まれてしまう車両盗難事件。注意すべき点や対応策を検討してみましょう。プリウス所持者もそうでない方も必見です。
車の中の荷物が盗まれてしまうという車上荒らしのほかに、車両そのものが盗まれてしまう車両盗難という事故があります。車両盗難事故では、「積み替え」と呼ばれる新手の手口が増加傾向にあります。
最近の自動車にはECUと呼ばれるエンジンコントロールを制御する、いわゆる車の頭脳の役割をする機械が搭載されています。近年ECUは、車のキーや車両制御装置とも連動し、乗車する人の利便性がアップしています。「積み替え」と呼ばれる盗難の新しい手口は、このECUを他のECUに積み替え、積み替えたECUと連動しているキーを使用し、車両ごと盗難するというものです。「積み替え」は、便利さが生んだ新しい車両盗難の手口だと言えるでしょう。
2017年に日本損害保険協会が行った「自動車盗難事故実態調査」によると、車両盗難の被害に遭っている車種はプリウスが断トツ1位という、プリウスにとっては大変不名誉な記録があります。プリウスは国内外を問わず人気の車種で、そのパーツなども高値で転売されているため、盗難車両として狙われやすいという理由があります。
ほかにも、電気系統に関する解析が進み、その情報がインターネットを通じて多くの人が知ることができる環境にあることや、長く人気のある車種なので、プリウスの運転に必要な中古のECUやキーが手に入りやすいという状況が背景にあると考えられます。
「積み替え」から愛車を守るには、駐車場所に気を付けることが重要です。人目の少ない月極駐車場や、影になった場所にあるコインパーキングなどは要注意です。人通りのある明るい駐車場を探して駐車することを心がけましょう。可能な限り、管理人のいる駐車場や防犯カメラのある駐車場を選んで留めることをおすすめします。自宅の駐車場には、人や動物の動きに反応して光るセンサーライトを取りつけて置くのも効果的です。
車両本体でも、防犯対策を忘れてはいけません。センサーが内蔵されており、車に加わる振動や衝撃に反応して、音や光を発するというカーアラームを取りつけるのも有効です。原始的な方法ですが、キーを挿さずにハンドルを動かすとハンドルが固定されて運転できないというハンドルロックシステムも活用しましょう。
いつ誰が遭遇してしまってもおかしくないという車両盗難事故。大切な愛車を守るためには、まずは出来ることから防犯対策を進めましょう。盗難の手口を知っておくことは、防犯にも大変役に立ちます。常に最新の情報にアンテナを張っておくことも重要です。