自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
詐欺アプリを使って金銭を騙し取る詐欺が発生しています。アプリをダウンロードする際は怪しいものでないか細心の注意を払うようにしましょう。
本記事では、よく見かける不正アプリの種類や不正アプリで被害を受けない対策法を紹介します。
2022年11月、東京都在住の80代女性が9,700万円の暗号資産詐欺に遭っていたことが警視庁の調べで明らかとなりました。犯人はいまだ捕まっておらず、現在も行方を追っています。
事件の詳細は以下のとおりです。
被害者女性の自宅に区役所の職員を名乗る男性から「銀行口座が犯罪に使われている」「資産が凍結されるかもしれないので別の口座に移行させてください」といった内容の電話がありました。その後、資産を守るために暗号資産を取引するアプリを被害者のスマートフォンにダウンロードするよう指示。指定されたメールアドレスとパスワードを使って口座を開設させ、9,700万円相当の暗号資産を購入するよう誘導しました。翌日、被害者が口座を確認してみると9,700万円すべてが引き出され、事件が発覚したとのことです。
警視庁によると、被害者にダウンロードさせたアプリは詐欺師が作成した偽アプリでした。近年、偽物の不正アプリを使った詐欺が横行しており、警察は「高齢者はアプリに関して苦手意識があるので特に注意してほしい」と話しています。
スマートフォンで使うアプリのなかには、公式に認められていない不正アプリも存在します。誤ってダウンロードしてしまうと、スマートフォンの機能性が低下する、詐欺に悪用される、といった場合もあるので注意しておきましょう。
以下、よく見かける不正アプリの一例です。
・電池長持ちアプリ
無駄な通信やアプリの稼働を制限してバッテリーを長持ちさせることを謳っていますが、実際はインストールさせることでアドレス帳を外部に漏らすことを目的としています。アクセス許可画面でアドレス帳へのアクセスを求めてきたら要注意です。
・無料アダルトサイトアプリ
アダルトサイトを無料で閲覧できるアプリで、年齢確認を行ったあとに不正請求を求められます。アプリの説明欄に過激な画像が使用されている場合は不正アプリの可能性があります。
・セキュリティアプリ
セキュリティできると偽り、アプリ代金を騙し取るアプリです。ウイルスが検出されたと嘘の警告をし、有料ソフトを購入するよう要求します。アプリ名を検索し提供元を確認するのがおすすめです。
不正アプリで被害を受けないために、今から実践できるおすすめの対策法を3つご紹介します。
1.公式サイトからダウンロードする
AndroidはGoogle Play、iPhoneはApp Storeを必ず利用するようにしてください。公式サイトでは審査が行われるため、怪しいアプリは自動的にブロックされます。ただし、なかには本物に似せた非公式サイトも存在します。サイト閲覧時に突然アプリのダウンロードを求められたら注意してください。
2.レビュー評価とアプリ名をチェックする
まれに公式サイトにも不正アプリが紛れ込んでしまうこともあります。ダウンロード前にレビューやコメントを確認し、評価が悪いものは避けるようにしてください。また、アプリ名をネットで検索し、不正アプリの報告や口コミがないか調べるのも有効です。
3.ウイルス対策ソフトを導入する
パソコンと同様にスマートフォンにもセキュリティソフトが存在します。不正アプリを自動検知しブロックしてくれるので、より安全性を高めたい方は利用してみるのも良いでしょう。