自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
痴漢を目撃した際、SNSに写真をアップロードするのは違法となる可能性があります。罪に問われないようプライバシー侵害について把握しておきましょう。
この記事では、SNSでプライバシー侵害にならない方法と、痴漢現場を発見したときの行動について紹介します。
芝綜合法律事務所の牧野和夫弁護士によると、痴漢の証拠写真をWeb上へアップロードするのは犯罪となる可能性があるとのこと。
SNSが普及した現代では、誰でも簡単に写真や動画を投稿することが可能です。最近では事故現場をアップロードする人が増えていますが、肖像権またはプライバシー権の侵害に当たってしまうかもしれません。これらの権利は、名前や顔写真が無断で公表されることを保護するものです。
さらに、個人が特定されるような写真・動画をモザイク処理なしに勝手にアップロードすると、個人情報保護法違反(第三者提供)として罪に問われる可能性もあります。万が一、えん罪だった場合は民事責任や刑事責任として懲役または罰金を負うことにもなります。
事件現場を撮影したら、勝手にSNSなどには投稿せず、すぐに警察へ提出すべきです。気軽な気持ちでやった行動が、後々大事件につながることもありますので注意してください。
顔が映った写真や動画をSNS上にアップロードすると、プライバシー侵害の罪に問われる可能性があります。普段何気なくやっている人も多いはずですので、投稿する際は気を付けなければなりません。特に他人の写真や個人情報を公開する場合には、細心の注意を払うことが大切です。
プライバシー侵害でトラブルを防ぐためには、投稿前に以下のポイントをチェックしましょう。
・SNSは不特定多数の人から見られているという意識を持つ
・通行人が映っている場合はモザイク処理をかける
・他人の写真を投稿する際は必ず相手に許可を取る
・店内を撮影するときはスタッフの人に確認する
・不適切な表現や差別的な言葉を使っていないか確認する
・勝手にタグ付けしていないか確認する
万が一、痴漢している場面に立ち会ってしまった場合、自分で犯人を捕まえようとするのは避けましょう。犯人が逃げてしまう可能性や自分も危険な目に遭ってしまう恐れがあります。もし電車内で犯人が暴れてしまうと、他の乗客に被害が及ぶことも考えられるでしょう。
また、素人の判断では痴漢行為を誤認してしまうかもしれません。特に混雑した車内では、相手の行動がはっきり見えにくいため、誤って犯人扱いする可能性もあるでしょう。
痴漢現場を見た場合は、鉄道警察に連絡するのが1番です。路線名、車両番号、乗車時間、犯人の特徴をメモしておき、できるだけ詳しい情報を担当者へ伝えるようにしてください。痴漢の犯人は同じ車両や時間帯に行為を繰り返しているケースが多いため、警察へ報告しておくことはとても大切です。