自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
恐喝といえば暴力団や不良が行うものといったイメージがあるかもしれません。しかし実際には、知り合い同士の関係から恐喝トラブルに発展するケースも少なくないのです。何か後ろめたいことやトラブルがあれば、恐喝されてしまう可能性は誰にでもあるといえるでしょう。
今回は実際に発生した恐喝事件を紹介するとともに、万が一恐喝事件に巻き込まれた時どうすればいいかについて解説します。
1月28日、佐賀県警は恐喝の疑いで30代の男性を逮捕したと発表しました。容疑となっているのは2019年の11月に発生した事件。容疑者は知人の30代男性から13万円の現金を脅し取ったといいます。なお、逮捕された男は警察の調べに対し容疑を認めています。
逮捕のきっかけとなったのは13万円の恐喝ですが、容疑者はこれまで数十回に渡り恐喝を繰り返していました。脅し取った現金の総額はおよそ270万円。「あなたのせいで怪我をした人がいる」などと言い、執拗に迫っていたとのことです。事件は被害者が警察に相談したことで発覚しました。
2月3日、岐阜県警は恐喝の疑いで30代の男性と20代の男性を逮捕しました。事件が発生したのは2019年6月。容疑者は被害男性を飲食店に呼び出し、「彼女がお前に襲われたといっている」などと言い現金を奪い取ったとのことです。こちらの事件でも逮捕のきっかけとなったのは被害者の通報です。なお、容疑者と被害者は1年半ほど前から顔見知りの関係だったといいます。
恐喝された時、最良の対応は相手の要求に応じないことです。一度要求に応じたが最後、加害者は金品を脅し取れることに味をしめ、その後も同じように恐喝が繰り返されてしまいます。恐喝されてしまった時はすぐに逃げ、連絡ができないように電話番号やメールアドレスを変えてしまいましょう。
どうしても恐喝から逃げられない場合は、せめて警察が捜査しやすくなるように証拠を残しておきましょう。会話を録音しておいたICレコーダーや加害者の顔写真などは有力な証拠となり得ます。
恐喝が発生していることは脅している人と脅されている人しか知らない場合が多いです。弱みを抱えていると弱腰になってしまうのも仕方ないといえますが、警察に通報すれば大半の恐喝トラブルは解決します。しばらく自宅周辺を警戒してもらうこともできるため、警察に連絡するなと言われても、勇気を持って警察に通報しましょう。