自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
都内を中心に偽一万円札が出回る事件が発生。プリンター性能の向上により、誰でも簡単に偽札を作ることが可能な時代となってしまっています。
今回は偽札の見分け方、見つけた時の対処法について詳しく解説します。
都内のコンビニエンスストアやドラッグストアなどから「偽の旧一万円札が使われた」との通報が多数確認されました。警視庁の調べでは約100店舗が被害を受け、およそ110枚の偽札が見つかっています。
捜査の結果、都内在住の20代ベトナム人3名が中野区のコンビニエンスストアで偽札を使用したとして、偽造通貨行使の疑いで逮捕されました。少額の買い物をして偽の一万円札を使用し、一万円近くのおつりを受け取っていたとのこと。3人は別行動で犯行に及び、発見リスクを分散していたと見られています。
偽札として使われたのはいずれも聖徳太子の肖像画が描かれた旧一万円札。警視庁は他の店舗でも被害が出ていないか捜査するとともに、偽札の入手方法を詳しく確認中です。
偽札かどうかを見極めるには「透かし」をチェックします。
真札であれば、お札の中央部分に精巧な透かしがハッキリと確認できます。しかし偽札ではほとんどないか、ぼんやりとしか見えません。どんなに高性能なコピー機でも、本物のような細かい透かしは偽造するのが困難です。お札をさまざまな角度から見て、透かしをチェックするようにしましょう。
また左下にある「ホログラム」を確認するのも有効です。本物であれば、角度を変えてみてみると3種類のマークが浮かび上がります。さらに紙幣の表・左右の上角にある数字の部分を触ると凸があることを確認できます。平らになっているものは偽札と疑うべきでしょう。
偽札は法律で厳しく規制されており、誤って使用してしまうと自分が犯罪者であると疑われてしまう可能性があります。そのため、偽札に気付いた場合は正しい対処法を取らなければなりません。
もしも偽札を受け取った場合、早急に警察に届け出るようにしてください。届け出ることで「偽造通貨発見届け出者に対する協力謝金制度」により、偽札と同額程度の謝礼金が支払われます。もし偽札を見つけたにもかかわらず放ったらかしにしてしまうと、偽札の3倍以下の罰金または科料に処せられることもあります。
警察に行くのを躊躇う場合は、ひとまず電話で報告するのも良いでしょう。相談窓口では対処法について詳しく指示してくれるので安心してください。