相次ぐ緊縛強盗事件から身を守ろう!狙われにくい家にする方法とは
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防犯被害相談センターが行った実証実験により、護身グッズの代表格である「催涙スプレー」の有効性が確認されました。この結果により、女性が身を守るためのアイテムとして、さらに人気を集めるでしょう。
今回は催涙スプレーに関する情報を細かく解説していきます。
護身グッズの一つである「催涙スプレー」はどれくらいの効果を発揮するのか?という疑問に対し、防犯被害相談センターが自らの体を使い実証実験を行いました。
本気で逃げられながらでも、催涙スプレーをしっかりと相手の顔に命中させることができました。噴射された側は目が開かなくなり完全に動けなくなるという結果に。実験により、催涙スプレーの高い有効性を証明しました。
センター関係者は「催涙スプレーは効果の高い護身グッズですが、いざと言う時とっさに取り出すことが難しい。催涙スプレーに頼り切るのではなく、日ごろから防犯意識を高めておくことが1番重要だ。」と話しています。
催涙スプレーは「OCガス」と「CNガス」という主成分の違いから2種類に分類されます。
OCガスとは、唐辛子の主成分であるカプサイシンで構成されたもの。顔に向けて噴射すると、涙が止まらなくなる、咳き込む、ピリピリと痛む、などの症状が現れます。しかし天然由来の成分なので、健康被害や後遺症の心配はありません。効果は1〜2時間ほど持続します。
CNガスとは、戦争にも利用された毒ガスに由来する化学成分です。皮膚がただれるといった後遺症が残る可能性があるので、使用する際は十分に注意しなければなりません。酔っ払いや薬物中毒者には効果がないという特徴もあります。
催涙スプレーを使用する際は自分にかかってしまう場合もありますので、安全性の高いOCガスを使うのがオススメです。
催涙スプレーの効果を発揮するためには、相手との距離感が重要なポイントです。
相手との距離は3m程度を目安にしましょう。近づきすぎると体を掴まれる心配があり、離れすぎるとスプレーをうまく噴射できない可能性があります。3m位の距離であれば催涙剤を相手に命中させる確率が高まりますので、普段から「3mがどれくらいの距離なのか?」を確認しておくことが大切です。
また催涙スプレーの持ち方も効果を上げるコツ。腕の向きと噴射口の向きを揃えるように構えます。殺虫剤を持つ時とは異なる方法ですので注意してください。噴射する際は相手の首元を狙い、頭頂部まで縦断するような動きで噴射しましょう。
使うと決めたら思い切りよく使うという気持ちも大切。少しでも迷いがあると、相手にうまく噴射できなくなります。日ごろから護身術の練習をしておけば、いざという時に安心です。