自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
先行き不透明な世の中に不安を感じ、占いにすがりたくなる方も多いでしょう。しかし、中には高額な鑑定料を請求する詐欺師、悪質業者もいるため注意が必要です。
今回は最近の占い詐欺事例を紹介するとともに、詐欺被害を防ぐための心構えについて解説します。
国民生活センターによると、近年占いサイトや占いアプリに関する相談が相次いでいるといいます。
例えば、ある50代の女性はスマホ広告で見かけた無料鑑定につられ、占いサービスに登録しました。このサービスは占い師とメッセージのやり取りをするたびに課金されるもので、担当となった占い師から繰り返し意味のない単語を送るよう誘導されたといいます。結局この女性は占い師から言われるままにメッセージを送信し、約8万円のポイントを購入してしまいました。
また別の50代女性から届いた相談では、一定時間の相談は無料だと記載されていたにも関わらず、1万円の鑑定料を請求されたというケースもあります。他にも大量の迷惑メールが送られてくるようになった、複数の占い師をたらい回しにされたといった相談が寄せられているそうです。
詐欺師たちは、私たちの心に備わっているクセを悪用して金品を騙し取ります。代表的なのは時間的切迫感を与えることで正常な判断をできなくさせるもの。例えば「今から1時間以内なら半額になります」「今日だけのチャンスです」などと煽る方法が挙げられます。
他にも相手の悩みや不安を必要以上に煽って冷静さを失わせるもの、先入観や思い込みにつけこんでお金を払うよう説得するものなど、こうした手法の存在を知っている人でも時には騙されてしまう……そんな心理テクニックが用いられます。とはいえ、詐欺師の手口を知っていれば何も知らないより騙される確率を下げられます。日頃から詐欺関連のニュースに目を通し、被害者はなぜ騙されてしまったのかなどと想像を巡らせることで詐欺に巻き込まれるリスクを減らせます。
頼みごとを断るのが苦手な人は詐欺に騙されやすいと言われています。少しでも自覚がある人は、今からでも少し強めに自分の権利を主張するクセを付けてみましょう。例えば店員から強く商品を勧められたときはハッキリ断る、関心がない商品やサービスの勧誘には最初から耳を貸さないなど。もちろん日常生活においては相手に合わせることが必要になる場面もあります。自分のできる範囲で騙されない力を磨いていきましょう。