防犯のすゝめ

命に関わる豪雨災害。被害例と対策法を学び備えておきましょう

近年、大雨による深刻な被害が増えています。少しでもリスクを減らすには、自然災害が起きる前にしっかりと対策方法を学んでおくことが重要です。

この記事では、豪雨被害の実例と今すぐやるべき対策法を紹介します。


秋田県で約3万世帯が浸水する大雨被害

2023年7月14日、秋田県で過去最大規模となる記録的な大雨が発生しました。

秋田市や男鹿市で記録された降水量は、1時間あたり280mmを超えるなど、気象庁が雨量統計を始めてから今までの間で過去最多とのこと。この大雨によって秋田県内の住宅に浸水被害が広まり、約3万世帯が避難する事態となりました。太平川の流域の住宅では、2m50cmほど浸水した住宅もあったそうです。一部の世帯では今もなお避難生活が続いています。

大雨で地盤が緩んでいるため、浸水被害だけでなく土砂崩れや建物の倒壊といった災害も発生しました。また、新幹線や私鉄など公共交通機関が一時運行不能となる被害も。秋田新幹線では盛岡駅~秋田駅の上下線で運転見合わせが続いていましたが、7月20日にようやく運転再開したとのことです。

秋田県知事は「自治体の財政では復旧が困難。国の支援を受けられるよう激甚災害への指定をお願いしたい」と話しました。


豪雨災害で起きる被害とは

大雨による被害は大きく分けると以下の2つです。

・浸水、土砂崩れ

平地では主に浸水被害、高台や山間部では土砂災害が発生します。降水量が増えると河川が氾濫し、多くの住宅が浸水してしまいます。浸水すると家の中が水浸しになるだけでなく、倒壊や破損の恐れもあります。雨で地盤が緩むと地すべり・がけ崩れ・土石流といった土砂災害が起き、最悪の場合、死傷者が出るかもしれません。

・避難生活

物理的なダメージだけでなく、精神的苦痛も大雨被害の一つです。避難所での生活は想像以上に辛く、精神的にダメージを受ける人もたくさんいます。また、大切な家財の破損や、泥・ゴミの撤去作業などにより苦痛を感じることもあるでしょう。


事前にやっておくべき対策方法

豪雨による被害を最小限に抑えるには、災害が発生する前の事前対策が重要です。今からでもできる簡単な対策方法を3つ紹介します。

・ハザードマップの確認

ハザードマップは自然災害の被災想定エリアや避難経路などが記された地図のことです。居住地域がどれほど浸水するか、家屋倒壊等氾濫想定区域に入っているか、浸水した場合の継続時間などを確認しておきましょう。内水ハザードマップも見ておくとさらに安心です。

・掃除や水のうの準備

水はけを良くするため、排水溝や側溝をきれいに掃除しておきましょう。溝に溜まったゴミを取り除くことで水が流れやすくなり、浸水被害を軽減できます。また、土のうや水のうで出入口を塞ぐことも大切です。水のうは二重にしたゴミ袋に半分程度の水を入れるだけで簡単に作れます。

・避難時の行動を確認

避難することを想定し、服装やチェックポイントを確認しておきます。長ズボン・長袖・履きなれたスニーカーを着用し、両手が空くようリュックサックを背負います。手袋や傘も準備しておきましょう。避難前にはブレーカーとガスの元栓が落ちているかチェックしてください。

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