自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
多くの企業で在宅勤務が導入されたことにより、リモートハラスメントという新しいハラスメントが生まれました。自分も被害者になっていないかチェックしておきましょう。
今回はリモハラの定義や対策法など、初めて知る方向けに詳しく解説していきます。
Job総研が実施した社会人男女351人を対象とした『2023年 リモハラの実態調査』[佐藤 寛子1] によると、これまでにリモートハラスメントを受けたことがあると回答した人は21.7%にも上り、過去最多を記録したことが明らかとなりました。
ハラスメントの内容は、「勤務時間外に連絡される」が最も多く約40%、「Webカメラをつなげておくよう強制」が25%、さらに「頻繁に業務状況を問われる」も25%となっています。
また、リモートハラスメントの内容の理解度について質問したところ、「正しく理解している」と回答した人は15.5%程度にとどまる結果となりました。約60%が曖昧にしか理解していないという状況です。さらに、把握していない人の多くが部長クラスの上層部であったことも問題視されています。
リモートワークハラスメントとは、在宅勤務やサテライトオフィスなどで働く社員に対し、オンライン経由で行われるハラスメントのことです。リモハラと略されることが多く、テレワークハラスメントやオンラインセクハラといった名称でも呼ばれます。
一般的にリモハラに該当する行為は以下のとおりです。
・Webカメラを介したプライベートへの言及
背景に映る部屋の様子を指摘したり、部屋全体を映すよう強要することはハラスメントに該当します。生活音やインテリアなどプライベートに関する話題に不快感を抱く人が多い傾向です。
・セクハラに当たる言動
最も多いのは化粧や服装についての指摘です。さらにひどいと体形や容姿まで言及されることもあり、被害者のほとんどは女性です。対面でのセクハラと違い体に触れられることはありませんが、言葉による精神的苦痛が大きいといえるでしょう。
・パワハラに当たる行為
上司と部下の関係で多いのがパワハラに当たる言動です。勤務時間外の連絡を強制する、Webカメラで過度に監視する、といった行為が代表的です。また、オンライン飲み会に無理やり誘われるといった事例も多く、業務時間を超えた干渉がダメージを与えています。
リモハラは精神的ダメージが大きいため、被害者にならないよう事前に対策することが大切です。
まずはリモハラの基本について理解を深め、どのような行為がハラスメントに当たるのかを確認しておきましょう。該当すればすぐに周囲へ相談できるきっかけになります。また、企業の就業規則を見直し、ハラスメントに対する措置があるかどうかもチェックしておくと安心です。
ルールに従うだけでなく、受けた行為が適切かどうかを自己判断することも欠かせません。正当範囲を超えた指導や教育はハラスメントであることを理解し、客観的に判断することが大切です。その際は、自分の行動に問題がなかったかどうかも確かめるようにしましょう。
テレワークにおいては、出社時以上に相手の気持ちに配慮し、自分の行動にも気を付けることが重要です。