自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
先日、大手ゲーム会社が顧客や取引先の情報を流出させてしまったと発表しました。自分の個人情報も流出してしまったのではないかと不安な方もいるでしょう。
今回はこの個人情報流出事件について紹介するとともに、私たちができる個人情報流出への対策について解説します。
11月16日、大手ゲーム会社であるカプコンは、顧客や株主、従業員や採用応募者の個人情報およそ35万件を流出させてしまった可能性があることを公表しました。個人情報以外にも、売上や取引先の情報、営業や開発の資料も流出してしまった恐れがあるとしています。一部の情報は実際に流出していることが確認されていますが、クレジットカードの情報に関しては外部に委託していたため、流出の恐れはないとしています。情報流出のきっかけとなったのは外部からの攻撃です。11月2日に社内のシステムへの不正アクセスが確認され、そこに保管しているデータと引き換えにお金を要求される事態が発生しました。
カプコンは今後外部のセキュリティ会社と協力し、再発防止に取り組む方針であることを公表しています。
個人情報が流出すると、自宅に怪しい郵便物が届いたり、詐欺の電話がかかってきたりといったリスクがあります。IDやパスワードを使いまわしている場合は、SNSなど他のサービスが乗っ取られる可能性も否定できません。流出した情報の程度にもよりますが、場合によっては人生を大きく揺るがすほどの犯罪に巻き込まれる可能性もあることを覚えておきましょう。たとえ金品を騙し取られなかったとしても、なりすまし被害に遭うことで周りからの信用を失ってしまうといった被害も考えられます。
もし自分の個人情報が流出してしまったときは、利用しているサービスのIDやパスワードを変更しておきましょう。もちろん、あらかじめ被害を防ぐために同一の文字列をID・パスワードに設定しないことも重要です。クレジットカードや銀行口座の情報が流出してしまった場合は、すぐにカード会社や銀行に連絡し、利用停止の対応をお願いしましょう。また、流出した個人情報を悪用して家族や友人に詐欺を仕掛ける犯罪者もいるので、早めに個人情報流出被害に遭ったことを知らせておくことも重要です。
会社が個人情報を流出させてしまう場合もあるため、自衛には限界があります。とはいえ、事前に対処法を知っているかどうかで被害に遭う確率を大幅に下げることができますので、今のうちに勉強しておくことも無駄にはなりません。