自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
児童施設で発生する事件があとを絶ちません。保育園や幼稚園に預けているから安心と過信せず、日頃から子どもと一緒に防犯意識を高めておくことが大切です。
この記事では保護者が覚えておきたい防犯対策を紹介していきます。
2023年2月、福井市の防犯協会から梅圃幼稚園へ、防犯用の盾が贈呈されました。盾は重さ1kgほどのA4サイズで扱いやすく、持ち手部分には防犯ブザーも付いています。保育園や幼稚園に不審者が侵入する事件を受け、職員自らが子どもたちの安全を守れるようにと贈られたものです。
贈呈式のあとは、盾の使い方についてデモンストレーションを開催。実際に不審者が襲ってきた場合を想定し、具体的な対処方法を警察官によってレクチャーされました。
防犯用の盾は福井市にある13のこども園に贈呈される予定。さらに再来年には、警察署管内の39施設すべてに贈呈することを目標にしています。生活安全課長は「子どもの安全を地域住民みんなで守っていきたい」と話しました。
子どもの犯罪を防ぐには、地域の見守りに加えて保護者による防犯教育が必要です。正しい知識を教え、子どもと一緒に話し合う機会を設けるようにしましょう。
危険に遭わないよう家族間でルールを決めておくことをおすすめします。例えば、外では一人にならないようにする、110番の使い方を確かめる、「子供110番の家」の場所を教える、防犯ブザーを常に持ち歩く、公園のトイレには一人で入らない、などが有効です。
さらに、万が一の場合にどう対処するかについても話し合っておきましょう。危険を感じたらすぐ逃げる、声をかけられても断る、大きな声で周りに助けを求める、など日頃から頭に入れておけば緊急時にも慌てずに対応できます。
保護者は子どもの言動を気にかけ、少しの変化でも見逃さないよう努めるべきです。何かあったときに相談しやすいよう、円滑なコミュニケーションを取っておきましょう。
わかりやすく防犯知識を伝えるのに役立つのが「合い言葉」です。ここでは警視庁でも推奨される3つの合い言葉について紹介します。お子様がいる家庭や教育現場に従事する方は、ぜひ活用してみてください。
“・危険を回避するための合い言葉「いかのおすし」
いか:ついて「いか」ない
の:車に「の」らない
お:助けてと「お」おごえを出したり、防犯ブザーを活用する
す:怖い思いをしたら大人のいる方に「す」ぐ逃げる
し:周りの人にすぐ「し」らせる“
“・危険な場所を見分ける合い言葉「ひまわり」
ひ:「ひ」とりだけになる場所
ま:「ま」わりから見えにくい場所
わ:「わ」かれ道、「わ」き道、裏道
り:「り」ようされていない空き家や空き地“
“・不審者を見分けるための合い言葉「はちみつじまん」
は:しつこく「は」なしかけてくる人
ち:ぐんぐん「ち」かづいてくる人
み:じっと「み」つめてくる人
つ:後をいつまでも「つ」いてくる人
じま:「じ」っと「ま」っている
ん:こんな人に会ったら「んっ?」と注意“