自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
ストーカー被害に遭うのは大人の女性ばかりではありません。小学生や中学生もストーカーに狙われ、連れ去りや強制わいせつに発展することもあるのです。つい先日も小中学生に対するストーカー事件や監禁事件が報道されました。子供たちを犯罪者から守るにはどんな対策を取ればいいのか、何に気をつければよいのかについても解説します。
6月7日、福岡県で19歳の男性がストーカー規制法違反の疑いで逮捕されました。逮捕の理由となったのは9歳の女児を繰り返し待ち伏せしていたこと。団地の駐輪場や階段で被害女児が通りかかるのを待ち、声をかけていたとのことです。警察の調べに対し男性は容疑を認めており、被害女児のことが好きだったなどと話しているといいます。この事件は被害女児が母親に相談していたことで発覚。このままでは連れ去りなどの事件に発展する可能性があるとして県警は男性の逮捕に踏み切りました。被害女児と逮捕された男性にはまったく接点がなかったと報道されています。
連れ去りだなんて大げさだと思う人もいるかもしれませんが、連れ去りにつながる事件は確かに発生しています。例えば高知県香美市では6月に入ってから小学生を連れ去ろうとした事案が2件も発生しています。一つは男が車から降り、道を案内してくれなどと言い無理やり車に乗せようとするもの。もう一つが一緒に帰ろうなどと言って手を引っ張ったもの。いずれもスキを突いて逃げることができたため重大な事件にはなっていませんが、もしかすると全国で報道されるような大きな事件になっていた可能性も否定はできません。また、群馬県では6月にわいせつ目的で女子中学生を監禁したとして20代の教員が逮捕されています。容疑者は逮捕された時にスタンガンを所持しており、計画的に犯行に及んだものと考えられているとのことです。
子供が無防備になりやすい通学路は、不審者が現れやすい場所でもあります。いつも通っている道だからと油断してしまうことがほとんどかとは思いますが、昨日まで平和だったからといって今日も平和であるとは限りません。子供には「いつどこから不審者が狙っているか分からないんだよ」と繰り返し言い聞かせましょう。また極力一人で行動させないことも防犯に有効な対策です。できるだけ兄弟や友達で行動するよう促し、不審者を近寄らせないようにしましょう。死角が多いポイントなど気をつけなければいけない場所を意識させるのも有効な手です。