防犯のすゝめ

性犯罪被害が低年齢化。スマホ普及が1つの原因か?

性犯罪の被害者が低年齢化しているという話を聞いたことがありませんか?小さなお子さんがいる家庭では無視できない問題ですから、詳しい内容を知りたいと考えている方も多いはず。そこで今回は実際に低年齢の子どもが被害者となった性犯罪の事例や、犯罪者から子供たちを守るためにどうすればよいのかについてご紹介します。

女児わいせつで懲役7年

2月21日、長崎市内において7歳の女児にわいせつ行為を行い怪我を負わせたとして60代の男性が懲役7年を言い渡されました。この男性が服役するのは2度目。前回は女子中学生2名を殺害した罪で服役しています。今回の犯行はなんと出所してからわずか4ヶ月ほどで行われたもの。裁判の中で裁判長もこのことに対し「強く非難されるべき」と述べています。

スマホ普及で性犯罪は低年齢化している

なぜ性犯罪の低年齢化が進んでいるのか?原因の1つとしてスマートフォンの普及が考えられます。スマートフォンにはさまざまな機能がありますが、特に注意したいのがTwitterをはじめとしたSNS。見ず知らずの人と簡単に交流できるということで犯罪者の道具として悪用されるケースが増えているのです。SNSでは知り合った相手と現実で会ってしまったことで犯罪に巻き込まれた、裸の写真を送るよう強要されたといった事件が多発しています。また、SNSを悪用した犯罪は性犯罪だけではありません。スマートフォンを利用した中学生が大麻を購入する事件があったなど、親の知らない場所で犯罪に巻き込まれるケースが増えているのです。

子供との向き合い方

SNSを利用するのが当たり前となった現代。いくら安全のためとはいえ、スマートフォンを子供から取り上げるのは現実的ではありません。子供が事件に巻き込まれないようにするために重要なのは子供にネットを利用する上で守るルールを認識させることです。例えばSNSで公開した情報は世界中に発信されていることを強く意識させる、名前や住所などの個人情報は絶対に公開しない、不審なことがあればすぐに親へ相談するようにするなど、守るべきルールを具体的に決めておけば犯罪に巻き込まれる可能性を減らすことができます。また各携帯会社が提供しているフィルタリング機能を活用するのも一つの手。実際、SNSがきっかけで犯罪に巻き込まれた子供たちはフィルタリングを利用していなかったケースが多いといわれています。子供たちと話し合う機会を作り、学校だけでなく家庭内でも情報リテラシーの教育を行いましょう。

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