防犯のすゝめ

性的画像を拡散すると脅迫!リベンジポルノは未然の対策が重要

リベンジポルノとは、元恋人が交際中に撮影していた性的画像や動画を嫌がらせや復讐などを目的にネット上にばら撒く行為を指します。スマートフォンやSNSなど、個人が気軽に情報を発信できるようになってから生まれた新しい犯罪です。
一度インターネットに出回ったデータを完全に消去するのは困難です。被害に遭わないためにも、実際に起きたリベンジポルノの事例や対策方法を知っておきましょう。

性的画像を拡散すると脅迫し20代男性が逮捕

5月15日、沖縄県の宜野湾警察署は、糸満市に住む20代の男性を強要の容疑で逮捕しました。容疑者は元交際相手の女性に対し、子供を渡さないなら女性の性的画像を拡散すると脅したとされています。なお、調べに対し男は「やっていない」と容疑を否認しています。事件は被害女性が警察へ相談したことで発覚しました。

リベンジポルノの事例

リベンジポルノの事例は挙げ始めればキリがありません。1月16日には、元交際相手の女性2人の性的画像をインターネット上に投稿したとして逮捕されていた30代男性に、懲役3年執行猶予5年の判決が下されました。逮捕時の容疑はリベンジポルノ防止法違反。この法律は2014年から施行されているもので、急増するリベンジポルノ事件に対応するため制定されました。この男性は他にも数人の画像をSNS上に無断アップロードし、10万円ほどの利益を得ていたとされています。また、インターネット上で知り合った男性を騙し、現金を脅し取ったことでも逮捕・起訴されています。

リベンジポルノの対策

リベンジポルノの犯人は、ほとんどが元恋人などの身近な人物です。性的画像をばら撒くなどと脅されたら、冷静にリベンジポルノは犯罪であることを伝え、データを削除するよう呼びかけましょう。自分で対処するのは難しい、怖い場合は勇気を出して警察に相談してください。通常の110番以外にも、性犯罪被害専門の窓口もあり、短縮ダイヤル「#8103」で各都道府県の窓口につながります。今後の対応のためにも、脅された際のメールや電話の録音音声などの証拠は押さえておきましょう。一刻も早い対応が未然の被害防止につながります。
リベンジポルノ被害を防ぐ上で最も重要なことは、そもそも性的な画像や動画を撮影させないことです。いくら信頼できる相手でも、人はいつ心変わりするか分かりません。寝ている隙に撮影されたなど、知らないうちに撮影されている可能性もあることを常に意識しておきましょう。

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