防犯のすゝめ

特殊詐欺で逮捕される女性が増えている。誰であっても油断はできない!

少子高齢化に伴い、日本では高齢者の割合がどんどん増えています。高齢者をターゲットにすることが多い特殊詐欺は、今後も増加し続ける可能性が高いといえるでしょう。
とはいえ、「十分気をつけていれば詐欺被害に遭うことはない」と考えている方も多いのではないでしょうか?しかし、そんな思い込みが詐欺師の付け入る隙になってしまうのです。
そこで今回は、詐欺についての思い込みを否定する意外なデータをご紹介します。

特殊詐欺事件において女性の受け子が増加

「特殊詐欺の犯人が逮捕された」というニュースを聞いた時、無意識に男性の姿を思い浮かべる方は多いでしょう。しかし、特殊詐欺を行っているのは男性だけではありません。むしろ最近は女性が逮捕されるケースも増えているのです。
2月2日には、東京都で詐欺の受け子をしていた女性が逮捕されました。12日には新潟県でも同様のケースで30代女性が逮捕されており、警察は誰が相手でも油断するべきではないと注意を呼びかけています。
男性を相手にするより、女性を相手にする方が柔らかい雰囲気で接しやすいと感じる方は多いでしょう。たしかに印象としては女性の方が親しみやすいかもしれませんが、油断していい理由にはなりません。警察によると「女性の声で不審な電話があった」と相談されるケースも増えているといいます。受け子だけでなく、掛け子にも女性が増えているものと予想されます。

仕事がなく特殊詐欺に手を染める人も

新型コロナウイルスの流行で仕事がなくなり、つい特殊詐欺に手を染めてしまったという50代の女性が逮捕された例もあります。逮捕のきっかけとなった事件が起きたのは3月14日。女性は詐欺の受け子として神奈川県川崎市に住むターゲットの家に訪れ、キャッシュカードを2枚だまし取ったとのことです。その後、だまし取ったキャッシュカードで数十万円を引き出したものの、警察官に職務質問され逮捕につながりました。
女性は警察の調べに対し、きっかけはSNSで見つけたアルバイト情報だった、何かおかしいとは思ったがついやってしまったなどと供述しています。

特殊詐欺の被害に遭わないためには

自分が特殊詐欺に被害に遭わないために最も大切なのは、「まさか自分が騙されることはないだろう」という思い込みを捨てることです。実際に詐欺被害に遭った方も、全体の8割は「自分は被害に遭わないと思っている人」だったといいます。
詐欺の被害に遭うのは注意力が低いからではありません。もしかすると自分も騙されるかもしれないと意識しつつ、常に詐欺の対策を考えている人こそ被害に遭いにくい人だといえるでしょう。

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