自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
防犯カメラは犯罪の予防や解決に大きく役立ちます。だんだんと重要性が認知されはじめ、最近では店舗だけでなく一般家庭への導入事例も増えています。
この記事では防犯カメラの効果と適切な設置場所について解説します。
京都府南丹市では京都府警と衛生管理組合が協定を結び、公用車のドライブレコーダーに記録された映像を事件や事故の解決に活用することを決定しました。「動く防犯カメラ」として活動していることを示すステッカーを貼り、犯罪の未然防止も図る意向です。
対象となるのは、市営バスや乗用車など合計103台と組合のパッカー車31台で、「地域見守り中」などと記したステッカーが貼られます。事件や事故が発生した際、近くを走行していた公用車があれば状況に応じて映像を提供する予定です。
市長と警察署長は「録画映像を地域の安全や事件解決に有効に活用したい」と話しています。亀岡市や京丹波町では、同様の取り組みがすでに実施されており、効果を実感しているとのことです。
防犯カメラを導入することで犯罪を防ぐ効果が期待できます。世界中でも特に日本における抑止効果は大きいことが実証されています。
実際、東京都歌舞伎町に55台の防犯カメラを設置したところ、10年間で約570件もの犯罪が減少しました。また、別エリアの繁華街でも複数台の防犯カメラを導入し、大幅な犯罪発生率減少に成功しました。
防犯カメラが設置されている店舗や住宅は被害を受けにくくなることが明らかとなっています。
防犯カメラは事件や事故の証拠を残すツールだけでなく、未然に防ぐことにも効果を発揮します。そのため、最近では一般家庭にも導入され始め、家庭用の防犯カメラも数多く販売されるようになりました。スマートフォンと連動できるものや太陽光で作動するものなど、住まい環境に合わせて選べるのが最新防犯カメラのメリットです。
防犯カメラの機能を最大限に活かすためには「設置場所」がとても重要です。特に家庭用防犯カメラを初めて導入する場合、誤って設置する可能性もあるため注意してください。
防犯カメラを設置するときのポイントは以下の3点です。
1.死角を作らない
設置場所を誤ると死角ができてしまいます。犯人は死角を狙って侵入してくるため、防犯カメラの機能が半減する原因です。カメラの位置や向きを入念にチェックし、特に狙われやすい玄関・窓・駐車場がハッキリ映るようにしましょう。敷地が広い場合は複数台設置するようにします。
2.防犯カメラの設置をアピール
防犯カメラがあることを犯人に示すだけで防犯効果は倍増します。わざわざ防犯意識の高い家を狙ったりしないからです。玄関口など目立つ部分に「防犯カメラ作動中」といったステッカーを貼っておけば犯罪抑止につながります。
3.撮影する画角に注意
防犯カメラが映す範囲にも注意が必要です。近隣住宅の様子まで写してしまうと、個人情報保護の観点から訴えられる可能性もあります。あくまで自分の家を映すためのツールとし、他の家まで映っていないか配慮しましょう。