自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
4Kの防犯カメラが登場したりと、ハイテク化が進む防犯システム。窃盗など身近な犯罪からテロ対策まで、世界中で様々な最新システムが活躍しています。人気番組『林先生が驚く初耳学』(TBS系)でも驚きの新技術が紹介され、「もはやアニメの世界! すごい」と話題になりました。
今年5月に放送された『初耳学』では、「犯罪を起こす前に危険人物を予知できるシステム」を特集。このシステムは、画面に映る人物の怪しさに合わせてメーターが変化し、「危険人物」と認定されるとその人物が赤い枠で囲まれるというものです。
例えば、バイク窃盗の多発する地域に仕掛けられたカメラを見てみると、バイクの周囲でうろうろする男が周囲を気にするたびに顔と体が赤い枠で囲まれ、「これから犯罪を起こす」と判断されました。そしてその後、男は予知通りバイクを盗んで去っていったのです。
同じようにコンビニの万引き犯も、入店直後から赤く反応。さらにすごいのが、「演技」には引っかからないという点です。スタジオでは、お笑い芸人の澤部佑が寺島進にわざと悪口を言って、寺島からビンタをくらいました。澤部は「今のは赤くならなきゃ! 手を出してるから!」と笑いを誘ったのですが、寺島が本当に怒って手を出したわけではなく、わざと怒っているためカメラは反応せず。
実はこのカメラは、単純に人の表面的な動きを見ているのではなく、犯罪前の人物が起こす緊張や興奮状態を体の微弱な振動から察知しているのです。このハイテク機器に、「こんなカメラあるのか! 完全に未来っぽいなー」とネットでも興奮の声が。『PSYCHO-PASS』というアニメに登場する犯罪者感知システムを連想した人も多いようで、「これってサイコパスのシビュラシステムじゃん! すごいけどちょっと怖いかも」という声も。2013年の「ボストンマラソン爆破テロ事件」が起こる直前の映像をこのシステムで解析したところ犯行前の犯人を見事検知したりと、大きな犯罪の対策にもなりそうなこのシステムは、東京オリンピックでも採用される予定だそう。
林修の番組では、過去にも防犯に役立つ情報が紹介されていました。昨年末の『林修の今でしょ! 講座』では最新の防犯手口を特集。一日中家にいる人を「市役所から来た。ゴミ出しの場所が変わるので案内する」と言って連れ出し、その間に共犯者が侵入したり、マンションの10階まで排水パイプをつたって登るという驚きの手口を放送しました。どちらも、近くのごみ置き場だからと言って施錠しなかったり、高層階だからと安心していたのが被害にあった大きな要因。
危険人物を察知する最新の防犯カメラは金融機関や鉄道会社などで導入され始めていますが、空き巣などの犯罪を防ぐには、戸締りなど個人の防犯対策も忘れてはいけません。