自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
駅や電車内のポスターでも注意喚起を促しているように、痴漢被害は未だになくなることがありません。警察や駅員の活躍を期待するだけでなく、私たちも痴漢に狙われないよう対策しておかなくてはいけないといえるでしょう。
今回は痴漢対策の最新ニュースを紹介するとともに、私たち一人ひとりが今すぐ実践できる痴漢対策について紹介します。
2月下旬から3月中旬の間、JR東日本の一部区間で痴漢通報アプリの実証実験が行われます。痴漢を通報するには専用のアプリが必要で、被害に遭っている人がアプリ内のボタンを押すことで車掌が痴漢を把握する仕組みです。事態を把握した車掌は車内放送を通じ、犯行を止めるよう注意することとなっています。実証実験の第2弾もすでに計画されており、現在の予定では6月以降に実施されるとのこと。実用化に至るかはまだ分かりませんが、この取り組みが成功すれば痴漢被害に苦しむ人の数は大きく減少しそうです。
痴漢に狙われないためには、犯人がどういった人を狙うのか、どういった場所で犯行を行うのか把握しておくことが重要です。電車に乗る時は、できるだけ以下に紹介する場所へ近づかないようにしましょう。
まず気をつけたいのは改札や階段に近い乗車口です。乗り換えなどに便利なこの場所は他の乗車口よりも混雑しやすいといえます。車内が混雑していればしているほど痴漢はバレにくくなるため、痴漢に狙われやすい場所といえるでしょう。また、犯人にとっては万が一犯行が発覚した時も逃げやすい場所です。以上の理由から、改札や階段付近の乗車口は痴漢対策を考える上で絶対に避けたい場所といっても過言ではありません。もちろん改札や階段から遠い乗車口であっても油断は禁物です。
次に気をつけたいのは車両の連結部分です。人の目が少ない場所であるため、周りの人の邪魔が入ることを恐れる犯人はあえてこの位置を狙うこともあります。被害者が逃げにくい場所でもあるので危険な場所だといえるでしょう。
自分で痴漢の手を捕まえたり、「痴漢です」と声をあげたりできるのであればこれに越したことはありません。しかし、自分から行動するのは恐くて無理だと思う方もいるでしょう。そんな時は周囲の人に助けを求めてください。周囲の助けを得ることができれば、それ以上の痴漢被害を防げるだけでなく、取り押さえてもらえることもできるでしょう。また現場に居合わせた人と連絡先を交換しておけば、後で目撃した様子を証言してもらうことも可能です。