防犯のすゝめ

相次ぐひき逃げ事件。事件を目撃したらどうする?被害を防ぐには?

日本では、交通事故で毎年数千人もの死亡者を出しています。誰もが車の行き交う道を歩く現代において、交通事故は決して他人事ではありません。中でもひき逃げの被害に遭ってしまうと、応急処置が遅れて死亡する確率・障害が残る確率は急激に高まります。
今回は最近発生したひき逃げ事件を紹介するとともに、ひき逃げを目撃した場合の対処法、ひき逃げに遭わないため気をつけるべきことを紹介します。

ひき逃げにより大学生が死亡

1月2日の正午頃、千葉県浦安市の国道で男子大学生がひき逃げされ死亡しました。被害者は事故当時バイクに乗っており、軽自動車が後ろから追突。追突後、事故を起こした軽自動車は被害者を1kmほど引きずったといいます。被害者は病院に運ばれてから約5時間後に死亡が確認されました。
事件翌日の1月3日、警察は目撃情報から容疑者を特定し逮捕しました。軽自動車を運転していたのは40代の男性で、飲酒運転をしている最中の事故だったとのこと。容疑者は警察の調べに対し、何かにぶつかったのは分かったが人を引いたとは思わなかった、と証言しています。なお容疑者には道路交通法違反と自動車運転死傷処罰法違反の容疑がかけられています。

東京でも男性がひき逃げで死亡

2月23日の深夜、東京都葛飾区の路上で40代の男性がひき逃げされました。被害者は病院に運ばれたものの、約1時間半後に死亡が確認されています。警察に通報したのはたまたま現場に居合わせた通行人で、被害者をはねた車はその場から走り去ってしまったとのことです。
防犯カメラには、被害者は路上で仰向けになって倒れていたところをはねられた様子が記録されていました。男性をひいたのは黒いワンボックスカーだったとのこと。警察は防犯カメラの記録や目撃情報をもとに、ひき逃げ事件として捜査を進めています。

ひき逃げへの対策

もしひき逃げ事件を目撃したら、まずは周囲に助けを求めつつ救急車を呼びましょう。通報時には被害者の様子と事故が起きた場所を正確に伝えることが大事です。オペレーターの指示に従い、落ち着いて状況を説明しましょう。もし事故を起こした車のナンバーを覚えていれば、メモ帳やスマホに記録しておいてください。事故当時はハッキリ覚えていても、時間が経ち忘れてしまう恐れがあるからです。
自分がひき逃げの被害に遭わないためには交通ルールを守ることが大前提です。ただ、しっかり交通ルールを守っていても無茶な運転をする車に巻き込まれることもあるでしょう。車が通る場所では常に周囲を警戒し、できるだけ車道から離れるなど、万が一自分の方へ暴走してきてもすぐに逃げられる場所取りを意識してください。

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