自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
盗撮の手口や道具は年々ハイテク化が進んでおり、知識がない人は犯行の瞬間を目にしていても気付かないことがあるほどです。画像や動画は簡単にコピーできてしまうため、盗撮されたデータがネット上に流出することで想像以上の被害につながることもあります。
今回は最近発生した盗撮事件を紹介するとともに、巧妙化が進む盗撮の現状や被害を防ぐためできることについて解説します。
11月21日、大阪府警は女子高生のスカート内を盗撮したとして、20代の中学校教師を逮捕しました。男は大阪市内の商業施設において、カバンに隠した小型カメラを使って盗撮したとのこと。盗撮行為を目撃した他の客が犯人を店員に引き渡し、通報を受けて駆けつけた警察官がカメラを確認したところ、犯行時に撮影した下着の写真が見つかったといいます。警察の調べに対し、男は犯行を認めているようです。
10月15日には、同じく盗撮の容疑で千葉県流山市に住む50代の男が逮捕されました。男は女子高生に後ろから近づき、スマートフォンのカメラで女子高生のスカート内を撮影したとのこと。被害者の母親が犯行に気付き、近くにいた警察が犯人を追いかけ、現行犯逮捕となりました。
スマートフォンのカメラが高性能になっていることももちろんですが、盗撮目的の小型カメラを利用する盗撮犯も少なくありません。カバンや靴の甲に小さな穴を開け、そこからカメラのレンズを覗かせる手口も多く確認されているといいます。最近は高性能なカメラの値段が下がっていることもあり、これまで以上に、巧妙な盗撮手口が広まっているといえるでしょう。中には撮影した動画や画像を自動的に外部へ転送する機器も存在しており、証拠が残らないようにしていることもあるようです。
盗撮犯は常に犯行の発覚を恐れています。そのため、もちろんターゲットとして選ぶのはあまり盗撮を警戒していない人です。裏を返せば、しっかり盗撮を警戒しておくことで被害に遭う確率を減らせます。例えば、階段やエスカレーターを登るときはカバンなどで後ろをガードする、歩きスマホやイヤホンをつけたまま歩くといった行動を取らない、といった対策が有効です。「まさか自分が狙われることはないだろう」とは考えず、常に誰かに盗撮されるかもしれないという意識を持ちましょう。