防犯のすゝめ

空き巣以上に危険!最初から強盗目的の犯罪者が増えている

金品を奪われるだけでなく、時には生命の危機にさらされることもある強盗事件。実は今、空き巣ではなく、あえて住人が在宅しているタイミングを狙う犯罪者が増えています。今回は最近発生した強盗事件を紹介するとともに、強盗事件が増えている理由などについて説明します。

強盗事件が多発している

11月6日の深夜、岐阜県多治見市に住む70代男性の自宅に一人の男が押し入り、金を出すよう脅迫しました。犯行当時、犯人は刃物を使って住人を切りつけたとされています。しばらくもみ合いになった後、犯人は金品等を奪うことなく逃走しました。ただ、住人の70代男性は、顔や腕などに軽いけがを負ってしまいました。目撃証言によると、犯人の見た目は20代ほどで、身長は180センチほどのがっちりした体型だったとのこと。住人が家物音で目を覚まし、寝室を出たところで犯人と鉢合わせてしまったといいます。
11月7日には、茨城県水戸市のアパートに男が押し入りました。犯行が行われたのは同じく深夜。当時その部屋で寝ていた20代女性を「抵抗したら殺す」などと脅し、現金約10万円と携帯電話を奪ったといいます。警察の発表によると、被害女性に怪我はなかったとのことです。犯人は170センチほどの男で、全体的に黒っぽい服装をしていたといいます。

なぜ空き巣ではなく強盗なのか?

実は最近、空き巣ではなく始めから強盗を目的に住宅へ押し入る事件が増えています。特に目立っているのが、ガスの点検を装って中に招いてもらう手口です。9月27日には、東京都に住む70代男性のもとにガス業者を騙る人物が訪れ、被害者の手足を粘着テープで縛り上げ現金やキャッシュカードを奪い去りました。
空き巣ではなく強盗を目的にしている理由の一つは、直接住人を脅すことでキャッシュカードの暗証番号を聞き出したいからです。これまでは金融機関や役所の職員を騙ることで暗証番号を聞き出す手口が主流でしたが、最近は防犯意識が高まってきているせいか、なかなかターゲットの口から暗証番号を聞き出せないという事情があります。なかなか成果が出ず、犯罪者たちが焦っているという事情もあるかもしれません。

被害を防ぐためにできること

泥棒や強盗は、玄関ドアや窓の鍵を閉め忘れていないかチェックしています。防犯対策を行う上で基本中の基本ではありますが、今一度戸締まりがしっかりできているか確認してみてください。
不審な訪問者に対しては決してドアを開けず、訪問者が名乗る企業の営業所等に確認してみましょう。

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