自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
あなたの家の玄関はちゃんと施錠していますか?ちょっと近くのコンビニへ出かける時、自分が家にいる時などであればわざわざ施錠する必要はないと考えている方も多いかもしれませんね。しかし、そんな生活を続けていてはいつか窃盗犯の被害に遭ってしまいます。今回は最近発生した窃盗事件を紹介するとともに、侵入窃盗犯の事件傾向についてご紹介します。
6月の下旬、兵庫県にある住宅から現金を盗んだとして20代の男性が逮捕されました。犯人が狙ったのは元勤務先の経営者の家。被害者が財布からお金を抜き取られていることに気づき、防犯カメラを設置しました。録画した映像を再生するとそこに映っていたのは盗んだ1万円札をくわえた犯人の姿。それがかつて自分の元で働いていた人物だったのですから相当驚いたに違いありません。警察の調べによると犯人は無施錠の勝手口から女性宅に侵入したとのこと。事件が発覚した時点で警察からは施錠するよう注意していたといいますが、なんとしても犯人を捕まえたいという一心であえて鍵をかけずに防犯カメラで犯人を探すことにしたようです。この事件では無事犯人が逮捕される結果となりましたが、防犯カメラに気づいた犯人が逆上する可能性だってあります。これを読んでいるあなたは犯人を捕まえようと無茶な真似はしないようにしてください。
人の家に侵入してお金を奪うといっても、せいぜい数万円~数十万円程度だろうなんて思っていませんか?しかし中には同様の犯行を繰り返し、現金にして1億円以上の被害を出す犯人もいるのです。大阪で空き巣を繰り返していた男性2人組は2017年から280件もの犯行を行って合計1億7,500万円相当の金品を奪ったとのこと。またこの事件では盗品であることを知りながらこの2人から腕時計などを買い取った人物も逮捕されています。
侵入窃盗の発生件数自体は年々減少傾向にあります。2016年の認知件数76,477件は過去最多となった2002年のおよそ4分の1。要因としては機械警備指数システムが普及しつつあることが挙げられます。侵入窃盗と聞くとすぐに空き巣を連想する方が多いかもしれませんが、実は家主が家にいるにもかかわらず侵入するケースは全体のおよそ3割弱にものぼるのだそう。夕食時など、家族が一つの場所に集まる時には必ず玄関や窓を施錠する習慣を身につけましょう。もちろん施錠をしても被害に遭うことはありますが、被害に遭う確率はグッと減らせます。