防犯のすゝめ

窓を開けたまま寝たいけど不安…効果的な防犯対策とは?

「エアコンをつけるにはまだ早いかな」というこの時期は、窓を開けて網戸だけで寝ている方も多いでしょう。しかし、窓に鍵をかけずに寝るのは防犯面で非常に危険です。そこで今回は、窓を開けたまま寝るリスクや手軽にできる防犯対策、忍び込みへの備えについて解説していきます。


網戸のまま寝ることで生じるリスクとは?

まずは、窓に鍵をかけずに網戸だけで寝るのがどれくらい危険なのかを見ていきましょう。

・犯罪者の代表的な侵入経路は窓!

住宅侵入犯罪の手口に関して警視庁が公表している令和4年のデータによれば、戸建て住宅で発生した侵入窃盗で最も多い侵入口が「窓」です。また、3階以下の共同住宅でも、表出入り口に次いで窓が2位となっています。中でも、無施錠の窓が狙われるケースが多く、窓を開けて網戸だけで寝るのは、犯罪者に絶好のチャンスを与えているようなものと言えるでしょう。

・高層階でも油断はできない

「我が家は高層階だから大丈夫」と考える方もいるかもしれませんが、警視庁のデータによれば4階以上の共同住宅でも窓は2番目に多い侵入口となっています。特に夜間は、屋上からロープを伝いベランダに降りて侵入するといった大胆な犯行が増えます。つまり、高層階だから網戸だけでも大丈夫ということはないのです。


こんな防犯対策が効果的

先述の通り、窓を開けて網戸だけの状態で寝るのは非常に危険です。それでも網戸だけで寝たい時は、以下のような防犯対策を行いましょう。

・網戸に補助鍵を付ける

ホームセンターやネット通販で販売されている網戸用の補助鍵を取り付ければ、外から網戸を開けられなくなります。ただし、網戸を刃物で切り裂いて侵入されるリスクは残ります。

・防犯機能のある網戸に交換する

防犯機能を兼ね備えた網戸なら、2重ロックが付いている上に、強固な素材が使用されているため、簡単に刃物で切り裂いたり破壊したりすることはできません。デメリットは、通常の網戸に比べて高価なことです。

・侵入防止アラームを設置する

侵入防止アラームは、窓やドアの振動を感知するとアラーム音が鳴り響き、侵入を阻止する防犯アイテムです。大型家電量販店やネット通販などで手に入ります。


忍び込みされた時の対処法は?

忍び込みは、就寝中を狙って鍵のかかっていない窓などから室内に侵入する犯罪です。窓を開けて寝る時は上記の防犯対策に加えて、万が一忍び込みを許してしまった場合の備えも必要です。

・貴重品は見つかりにくい場所に保管する

現金や貴金属などの貴重品は、見つかりにくい場所に保管しておきましょう。最もおすすめなのは、鍵付きの金庫に保管しておくことです。

・携帯電話を枕元に置いて寝る

寝る時に携帯電話を枕元に置いておけば、忍び込みに気づいた時点ですぐに警察に連絡できます。犯人は刃物などを所持している可能性もあるので、忍び込みに気づいても決して立ち向かおうとしてはいけません。

今回は、窓を開けたまま寝るリスクや手軽にできる防犯対策、忍び込みへの備えについて解説しました。住宅への侵入を狙う犯罪者は常に隙をうかがっているため、「田舎だから」あるいは「高層階だから」といった油断は禁物です。窓を開けたまま寝たいのであれば、市販の防犯グッズを活用する、携帯電話を枕元に置いて寝るなど、普段以上に防犯に気を遣ってください。

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