防犯のすゝめ

落とし物管理センターからの電話に注意して!斬新な対策方法で被害を予防しよう

落とし物センターから詐欺の電話がかかってくる事件が多発しています。

今回は電話に関する詐欺を防ぐための斬新なやり方について詳しく紹介します。巧妙な手口には裏を突く方法を使って詐欺を防止しましょう。

落とし物管理センターから詐欺の電話がかかってくる事件発生

東京都に住む70代女性が落とし物管理センターから詐欺の電話を受け取る事件が発生しました。主な手順は以下の通りです。

まず初めに女性の息子を名乗る犯人から電話がかかってきます。「落とし物をした。管理センターから連絡が入ったら電話に出てほしい。」といった内容を告げられ、その後、偽物の落とし物管理センターから「息子さんの落とし物が届いた。」と電話が入ります。再び息子を装う犯人から電話があり「落とし物をした際に銀行口座を止めてしまったが、すぐに現金が必要なので貸してほしい。今から取りに行く。」と言われます。

被害者女性は電話の内容がおかしいと思い、すぐに警察へ連絡したため、被害を受けることなく犯人を逮捕するに至りました。しかし、落とし物センターという身近な施設からの電話であるため、詐欺を疑うことなく応じてしまう人が多いのだそう。また第三者を挟むことで安心感を与えるのも狙いの一つです。

コールセンターでも同じような手口で詐欺が実行されている

電話による詐欺はコールセンターでも複数報告されています。

市役所職員を名乗る男性から「医療費還付の期限が間近に迫っているので、直接銀行口座に振り込みます。銀行のATMに着いたらコールセンターに電話をして指示通りに操作してください」といった電話がかかってくるとのこと。指示された手続はもちろん虚偽によるもので、犯人の口座へ不正送金させる手順となっています。特に還付金を偽る詐欺が多発しているため、万が一そのような内容の電話がかかってきた場合は詐欺を疑いましょう。

コールセンターへ連絡してください、といった電話には要注意です。銀行のコールセンターからATMの操作を指示することは決してありません。いろいろな理由をつけて誘導してきますが、一切応対せず思い切って電話を断ち切るようにしてください。

「騙されたふり」で詐欺を防ぐ

電話詐欺を防ぐためには「ワザと騙されたふりをする」のが効果的であると分かりました。茨城県警では「だまされたふり作戦」と名付け、公式サイトや街の掲示板で市民への呼びかけを行っています。

その対策内容とは、電話詐欺を疑う不審な電話がかかってきた場合、騙されたふりをして犯人の電話番号、振込先の口座番号、現金の送付先、緊急連絡先などを聞き出すというもの。犯人の情報が分かったらすぐに警察へ通報し、逮捕の一歩へ着手します。騙されたふりをすることで、意外と簡単に犯人の情報を取得できるのだそう。不審な電話の例としては、息子を装っている場合「風邪で声が変わった」「携帯番号が変わった」「かばんを無くして弁償」などが挙げられます。

茨城県警は悪質な電話詐欺撲滅に向け、さらに積極的に取り組んでいく予定です。

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