自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
オレオレ詐欺や振り込め詐欺のターゲットになるのは、高齢者だと思っていませんか?高齢者がターゲットになりやすい傾向にあるものの、実際には老若男女問わず被害に遭っているという側面がります。詐欺被害の実態をご紹介します。
息子や孫を語る電話でお金を要求するという振り込め詐欺、オレオレ詐欺は、一昔前の手口と言っても良いかもしれません。最近では老若男女問わず、詐欺のターゲットとされています。「自分は大丈夫」と過信していると、思わぬ落とし穴にはまってしまう危険があります。
インターネット関連業者を名乗る者からの動画閲覧料(入会金、登録料などの名目の場合も)の未払い請求や、法律事務所を名乗る者からの通販サイトの商品代金未払い請求などが増えています。息子を装い、既婚女性との間に子供ができてしまい慰謝料が必要などと言われたケースもあります。詐欺は自身の弱みや、家族の弱みにつけ込んだ方法で狙ってきます。
若い女性を狙った振り込め詐欺も増えています。フェイスブックや出会い系サイトを通じて知り合った男性から、どんな状況や理由であれ、金銭を要求された場合には要注意です。犯罪者は振り込め詐欺とは気付かないような自然な流れで金銭を要求し、金銭を受け取ると自然に破局したように思わせるため、被害届が出されにくいのが現状です。
特に増えているのが、外国人男性が日本人女性を狙うというケースです。フェイスブックや有料会員サイト、インスタグラムなどで偶然出会ったように見せかけ、文字での会話で恋愛関係に持ち込みます。日本に会いに行くためのチケット代やパスポート代を要求されるケースなどが目立ちます。多くの場合、偽物のアカウントや写真、動画を使用しており、携帯電話では話せても、何かしらの理由を付けてスカイプなどで姿の見えるオンライン通信には応じません。女性がターゲットにされるケースが大半ですが、もちろん男性がターゲットにされるケースもあるため注意しましょう。
恋愛・結婚詐欺に遭う女性は、相手の男性(詐欺の犯人)と知り合うのが、出会い系サイトや結婚相談所というケースが多く、その事実を周りの人に知られたくないと思いが働きます。高齢者の振り込め詐欺についても同じことが言えるのですが、本人が詐欺と気が付いていなくても、冷静な立場である第三者が話を聞くことで、詐欺だと見極め、未然に防げるということがあります。恋愛・結婚詐欺の場合、その「第三者に相談」がしづらいために、実際にお金を支払ってしまうパターンが多いとされています。少しでも「おかしい」と思うことがある場合には、どのような状況でも周りに相談してみましょう。知り合いに相談しづらい場合は、警察庁の相談窓口「♯9110」に電話してみてはいかがでしょうか?
詐欺は高齢者だけでなく、誰もがターゲットにされてもおかしくありません。自分の身の回りに起こることだけでなく、身近な人についても「おかしいな」と思ったら、まずは詐欺を疑ってみましょう。1人で解決できない場合は、早めに周囲に相談することが大切です。