自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
警察のフリをした詐欺に引っかかるなんてあり得ない……。もしかすると、あなたはこう考えているかもしれません。
しかし詐欺師たちが警察を装う手口は以前にも増して巧妙になっています。どれだけ警戒していても、その警戒すら上回るのが詐欺の恐ろしいところ。ただ、実際にどんな事件が起きているかを知っておけば騙される可能性を下げられます。
詐欺の電話がかかってきた市民に対し、警察が騙されたフリを依頼して犯人を捕まえることがあります。このように詐欺師を捕まえることを一般的に騙されたフリ作戦と呼びますが、あまりに有名になってしまったせいか、これを逆手にとった詐欺事件も発生しています。具体的な手口としては、あからさまな詐欺の電話をかけ、その後警察のフリをして「騙されたフリ作戦に協力してほしい」と依頼するもの。警察の言うことだからと信用してしまい、犯人の口座にお金を振り込んでしまった事件も実際に起きてしまいました。1月4日には、茨城件でこの手口を使われた高齢女性が約3,000万円を騙し取られています。
騙されたフリ作戦を逆手にとった詐欺は全国的に発生している手口です。警察の対策が進むにつれ、詐欺の手口もどんどん巧妙になっていくため今まで以上の警戒が必要といえるでしょう。
電話口で警察のフリをするだけでなく、警察官の身分証を偽装してターゲットを騙す手口も存在します。2019年の11月には、実際に警察の身分証を偽装した特殊詐欺グループの少年が滋賀県で逮捕されました。本物の書式とは違うものの、警察の身分証を知っている一般人の方が少数派であるため、知らない人が見れば信じてしまっても不思議ではありません。
なお、この事件で逮捕された少年は12月10日に窃盗の容疑で再逮捕されました。ここでも偽の身分証を利用し、高齢女性からキャッシュカードを4枚だまし取ったとのことです。
滋賀県警の発表によると、警察官のフリをする詐欺事件はこれまで何度も県内で発生しているとのこと。滋賀県に限らず、他の都道府県で同様の手口を使う詐欺師がいても不思議ではありません。
少しでも詐欺かもしれないと思ったら、まずは警察に電話をかけましょう。相談できる窓口は複数ありますが、まずは警察相談専門窓口「#9110」か、消費者ホットライン「188」がおすすめです。もし詐欺でなかったとしても、相談先に迷惑がかかると思う必要はありません。あなたの伝える情報から適切なアドバイスや指示を受けられるでしょう。