防犯のすゝめ

高知の学生団体がサイバー犯罪を取り締まるボランティアに参加!

近年、インターネットの発達とともに私たちの生活は一変し、多くの人が当たり前に情報を収集できるようになりました。便利な生活を手に入れた反面、インターネットやSNSを通じた新たな犯罪(サイバー犯罪)が年々拡大しています。今回は、サイバー防犯ボランティアとして活動を行う高知の学生団体の紹介や活動内容、主なサイバー犯罪について紹介します。


サイバー犯罪とは?

サイバー犯罪とは、コンピューターやネットワーク技術を悪用した犯罪を指します。詐欺的なメールやソーシャルメディア詐欺、個人情報の窃盗、ハッキング、サイバーテロなどその犯罪活動は幅広いです。

サイバー犯罪は年々巧妙化しており、スマートフォンの普及から犯罪に巻き込まれる層が低年齢化しています。普段利用しているSNSを通じて知らず知らずのうちに被害を受けてしまうケースも多発しているため、注意が必要です。サイバー犯罪に巻き込まれないために、インターネットの正しい利用方法やネットリテラシーが求められています。


高知の学生団体がサイバー犯罪ボランティアとして活躍!

インターネット上の犯罪を少しでも減らす目的として、高知県警よりサイバー防犯ボランティアとして高知県内の学生団体が任命されました。サイバー防犯ボランティアとして高知開成専門学校の「Central CharacterS」、高知工科大学のボランティア団体「Cykut」の2つの学生団体が委嘱を受けています。サイバー犯罪ボランティアの活動は、SNS上で薬物や売春、児童ポルノといった違法な広告や投稿を通報したり、ネット上の危険性や正しい利用方法について小中学校、高校でセキュリティ教室を行ったりとサイバー犯罪被害を防止する活動をしています。

・Cykut

Cykut は、2014年12月に設立されたボランティア団体です。安全なサイバー空間の実現を目的としています。高知県警本部と連携しながら、インターネットやSNS上のサイバーパトロールや注意喚起、インターネットの正しい活用方法の提案、啓発活動を行っています。 2024年に、高知県警より10回目の委嘱をされました。

・Central CharacterS

Central CharacterS(セントラルキャラクターズ)略してCCSは、2007年に発足した高知開成専門学校ゲームサークルです。一人一人が中心人物であるという意味を持ち、主に学園祭に向けてゲーム制作の活動をしています。高知県サイバー防犯ボランティア活動の一環として、標的型攻撃メールやランサムウェアへの注意を促す動画を制作し、アップしています。


身近なサイバー犯罪、被害に遭った場合は?

今回は、サイバー犯罪ボランティアとして活躍する学生団の案内と、サイバー犯罪について紹介しました。サイバー犯罪ボランティアの活動は、若い世代がネットに潜む危険性を知り、ネットリテラシーを高める効果が期待できます。しかし、サイバー犯罪は、年々巧妙化しており、知らず知らずのうちに犯罪に巻き込まれているケースも多いです。

インターネット上でトラブル遭った際は、サイバー犯罪相談窓口を利用しましょう。警察庁では、オンライン受付窓口を設置しています。

参照:サイバー事案に関する相談窓口

(https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html)

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