自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
防犯意識の高まりから、防犯カメラはコンビニやスーパーに限らず、商業施設から一般家庭まで多くの場所で設置されるものになりました。中でもより細かい情報が得られる顔認証システム搭載の防犯カメラが注目されているのはご存じでしょうか。今回は、顔認証システムについての基本情報や顔認証システム搭載の防犯カメラを導入するメリット、防犯対策以外での活用方法について紹介します。顔認証システム搭載の防犯カメラを検討している方はぜひ参考にしてください。
顔認証システムとは、顔認証カメラによって、顔の目、鼻、口の位置や顔の大きさ、形から特徴点を検出して登録しているデータと照らし合わせて個人を特定するものです。私たちの身近なツールとして、スマートフォンのロック解除でも利用されているので、イメージしやすい方も多いでしょう。
顔認証システムでは、画像や動画から個人の顔を読み取り、特徴となる部分を分析しサーバーへ保存がされます。そして、個人がカメラへ顔を向けた時、顔認証システムによって、画像の中から顔を検出し、登録したデータとマッチングして、人物特定をする仕組みになっています。
顔認証システム搭載の防犯カメラを設置した場合、どんなメリットが考えられるでしょうか。ここでは、顔認証システム搭載の防犯カメラを導入するメリットを3つ紹介します。
・セキュリティ効果が高い
一般的な防犯カメラと比べて、顔認証システムを導入することでセキュリティ効果を高めることが可能です。防犯カメラ場合、迷惑行為や犯罪の証拠を画像として残せますが、人物を特定することは難しいでしょう。しかし、顔認証システム搭載の防犯カメラであれば、問題となる人物をデータベースに登録し、再びトラブルが起きた際に警戒することが可能です。
・入退室管理を効率化できる
顔認証システム搭載の防犯カメラは、オフィスや施設などでの入退室の管理にも役立ちます。入退室の際に、ICカードやパスワードを利用している企業は多いですが、パスワードを失念したり、ICカードを忘れたり、紛失してしまうリスクがあるでしょう。紛失した場合は、悪用されて不正入室につながるケースもあります。顔認証を導入すれば、ICカードを使用する必要はなく、管理も不要です。本人の顔で登録されているため、なりすましや不正入室も防ぐことができます。
・人件費を削減できる
顔認証システム付き防犯カメラを導入することで、受付での本人確認や警備員の配置、不審者の侵入を監視したりするための手間が大幅に減ります。そのため、防犯対策に必用なスタッフの人件費を減らすことが可能でしょう。人件費は大きな支出のため、中長期的に見て、大きなコストカットにつながります。顔認証システム付き防犯カメラは、業務の効率化だけではなく、正確性も高く、幅広く活用できるため、企業にとってメリットの大きい設備と言えるでしょう。
顔認証システム付き防犯カメラは、実用性が高く、防犯対策以外の活用方法も存在します。
・迷子や高齢者の徘徊による自動検知:対象者の画像を登録し、防犯カメラを使って捜索する
・万引きの防止と抑制:不審者や万引きの前科がある人物を登録し、犯罪を未然に防ぐ
・マーケティングに活用する:来店者の年齢層、性別などを分析し、効果的なプロモーションにつなげる
このように、顔認証システム付き防犯カメラは、様々な場所で活用できます。
少子高齢化に伴い、人手不足が加速する日本では顔認証システム付き防犯カメラの導入はメリットが多いと言えるでしょう。