防犯のすゝめ

Google Play「セーフティセクション」導入へ。ユーザーのプライバシーを守るための機能が充実

Android端末用Google Playで「セーフティセクション」機能を導入検討等中であることが発表されました。本サービスはユーザーのプライバシー保護に役立つ機能です。

今回は「セーフティセクション」の概要や特徴を説明し、プライバシーを保護するための心得についてお伝えしていきます。

Googleが「セーフティセクション」の導入を検討中

Google社はAndroid端末向けアプリサービスGoogle Playにおいて、ユーザーのプライバシーを保護するための機能「セーフティセクション」の導入予定を明らかにしました。

セーフティセクションの導入に伴い、2022年4月からはGoogle公式のアプリだけでなく、全アプリにおいてプライバシーポリシーが必須です。セーフティセクションの登録がされていないと、その開発者の新規アプリやアップデートは全て無効となってしまい、アプリの提供ができなくなります。情報登録は2021年10月からスタートし、2022年6月までに終わらせる必要があるとのことです。

セーフティセクションが登録されていないアプリについては「情報がありません」と表示され、ユーザーにも判別できるようになります。そのため登録なしのアプリは、ユーザーからの信頼も失うことにつながるでしょう。プライバシーやセキュリティがますます重視されるようになった背景から、Googleはこのようなサービスの導入に至ったと考えられます。

セーフティセクションとは?

セーフティセクションとは、ユーザーが安全にアプリストアを利用できるようにするため、開発者側が負う表示義務のことです。プライバシーを保護するのに有効であることから、プライバシーポリシーとも呼ばれます。

セーフティセクションは各アプリページの評価やレビューとともに表示されます。以前は家族向けアプリ・子ども向けアプリのみに表示が義務付けられていましたが、2021年7月の発表により全アプリが対象となるルールです。

セーフティセクションでは、アプリをインストールする上で「どのデータ」が「どのように使用されるのか」が詳しく明記されます。ユーザーのデータには個人情報も多く含まれるため、あらかじめ通知することでユーザーへ安心感を与えることができます。

プライバシー保護のために注意すべきこと

個人情報を守るためには、日頃からセキュリティへの意識を高めておくことが大切です。特にあらゆる情報が飛び交うスマホの使い方には気を付けておかなければなりません。

プライバシーを守るには「無料WiFiをむやみに利用しない」「OSは最新版にアップデートする」「セキュリティ対策アプリをインストールする」「SNSの投稿写真や位置情報に気を付ける」「海賊版サイトなど不審なサイト・アプリを利用しない」「迷惑メール対策機能を活用する」などの注意点を抑えておきましょう。

どの対策法もすぐにできる簡単なものなので、セキュリティ意識が低いと感じた方はぜひ今日から実践してみてください。

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