防犯のすゝめ

SNSの思わぬ罠に恐怖!便利さと危険は隣り合わせ

手軽なコミュニケーションツールとして活用している人も多い「SNS」。簡単に利用できるものほど、さまざまな危険性をはらんでおり、犯罪に使用されることもあります。SNSに潜む罠に落ちないよう、危険性を十分に理解して安全に使用しましょう。

それ、SNSに公開すると危険です

今や世代や性別を問わず利用する人が急増しているSNS。顔や氏名、住所、学校や会社などの所属を明らかにしていなくても、投稿から漏れ出てしまう個人情報が多いということはご存じでしょうか?

例えば通学や通勤の途中で電車を使う場合に「○○線、止まってる」「明日から文化祭」などと投稿してしまうと、学校や会社が特定しやすくなってしまいます。制服の写真を載せてしまうのはもってのほかです。ほかにも、雪が積もった日に部屋からの写真を撮ったり、「さっきのゲリラ豪雨」すごかったなど、気象に関係する写真やつぶやきも地域の限定が簡単にできてしまいます。

写真の位置情報にも注意!

自分がスマートフォンの位置情報をONにしているか、OFFにしているかということを気にしている人はあまり多くないかもしれません。景色や食べ物などがキレイに撮れたときに、誰かに見せたいと思うのもよくある話です。しかし、スマートフォンの位置情報をONにしていた場合、投稿者がどこにいるのかということが簡単に知られてしまいます。

スマートフォンで撮影した写真は、フイルムで撮影した写真とは異なり、画像に様々なデータを記録することができます。撮影した日時、場所、カメラの機種など記録されたデータによってプライバシーが流出してしまうのです。「1枚だけだから大丈夫だろう」「フォロワーも少ないし大丈夫だろう」そんな油断が犯罪者を近づけてしまう第一歩です。

SNSは出会い系や詐欺などに利用されている

SNSを通じて知り合った人に殺されてしまった事件や、SNSを介した金銭のやり取りで詐欺被害に遭う事件、SNSで一方的に他人から好意を持たれてストーカー化される事件などがニュースでも報道されることが多くあります。SNSのアカウントは、登録に本人確認がいるものもあればそうでないものもあります。複数人で同じアカウントを使用することもできます。SNS上でのやりとりは、実際に相手が誰でどんな人なのか分からないという基本を忘れてはいけません。

若い人を中心に、SNS上で仲良くなった人とでも、実際に周りにいる友人と同レベルの感覚で接したり、信用してしまう傾向があると言われています。その気持ちに入り込んでくる犯罪者が多数いることを大人がしっかりと伝えていく必要があります。SNSを発端とする犯罪を未然に防ぐためには、自分の防御力が重要だと言えます。SNSの使い方に問題や落ち度がないか、今一度厳しい目でチェックしてみましょう。

SNSは危険性が高いことを認識して

SNSは上手に使うと、コミュニケーションツールとして大変便利なものですが、危険性が高いということも忘れてはいけないポイントです。犯罪を未然に防ぐには、安易な投稿やつぶやきをしないよう心がけることが大切です。

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