自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
自宅でWi-Fiルーターを使っている方は多いでしょう。Wi-Fiルーターを使えば、スマホやパソコンなどをインターネットにつなげることができ、ギガを消費せずに済むなどのメリットがあります。便利なツールですが、乗っ取り被害に遭って悪用されるリスクもあるので注意しなければいけません。
この記事では、Wi-Fiルーターの乗っ取りで起きる被害やハッキングの手口、乗っ取り被害に遭わないための方法について解説します。Wi-Fiルーターの悪用が不安な方は、ぜひ参考にしてください。
Wi-Fiルーターが乗っ取られると、以下のような被害が生じる可能性があります。
・個人情報や機密情報が盗まれる
・遠隔操作で盗撮や盗聴される
・ネットバンキングやECサイトの不正決済で高額請求される
・SNSアカウント情報の乗っ取りによってなりすまし被害に遭う
・不正ログインでパスワードなどのデータを改ざんされる
・仮想通貨などを第三者に不正送金される
・記憶にないアプリがダウンロードされ、ウイルスに感染する
・フリーズしやすくなったり、電源がすぐに落ちたりといった端末の不具合が生じる
・インターネット速度が低下する
自宅で使っているWi-Fiルーターをハッキングするのは、ルーターのファームウェアを支配下に置くという手口が多くみられます。ルーターのファームウェアが有する脆弱性を悪用し、攻撃する側の支配下にWi-Fiルーターを置く手口です。
攻撃する側は、ルーターが接続するDNSサーバーを変更し、ユーザーがウェブサイトにアクセスした時にフェイクページを読み込ませます。そのサイトに、個人情報やクレジットカードなどの決済情報を入力させることで、フィッシング詐欺につながります。被害者側がファームウェアをアップデートしていない、メーカーが把握しきれていない脆弱性がある、といった点を巧みに活用する方法だと言えるでしょう。
Wi-Fiルーターの乗っ取り被害に遭わないようにするためには、以下のような対策が効果的です。
・初期設定のままになっているIDやパスワードは変更する
・最新のファームウェアへのアップデートを怠らない
・サポートが終了したルーターは最新のものに買い替える
・記憶にない設定変更が行われていないか定期的にチェックする
セキュリティリスクを高める原因になるのは脆弱性です。改善するためには、最新版のファームウェアにアップデートしたり、古いものを使っている場合は最新のルーターに買い替えたりする必要があります。
Wi-Fiルーターを悪用されてしまうと、様々な被害に遭うリスクが高まります。乗っ取り被害に遭わないための対策を実行することで、個人情報の漏洩や高額請求などのトラブルを回避しやすくなるので意識してみてください。