防犯のすゝめ

2019年はカードすり替え型の特殊詐欺が急増!私たちにできる対策は?

主に高齢者をターゲットにすることで知られる特殊詐欺は、今もなお発生し続けています。ただ、実際のところ特殊詐欺の件数は増えているのか?減っているのか?と疑問に思う方も多いでしょう。今回は2019年の特殊詐欺被害状況と急増している詐欺手口について紹介します。

2019年の特殊詐欺被害状況

2月20日、警察庁は全国の特殊詐欺事件の情報を取りまとめ、2019年における被害状況について発表しました。この発表によると、特殊詐欺の件数は前年に比べて5.6%減少して16,836件。被害額も前年比で21.3%減少しており、総額は301億5千万円だったといいます。前年に比べて被害が減っているとはいえ、被害総額が300億円を超えているのは8年連続の事態です。決して詐欺が減って安心な世の中になったとはいえないのが日本の現状といえるでしょう。
特殊詐欺というと、オレオレ詐欺や架空請求を思い浮かべる方が多いかと思います。しかし、これらの詐欺は前年に比べ大幅に減っており、一方で「キャッシュカード詐欺盗」に分類される詐欺が急増しています。キャッシュカード詐欺盗は、一般的にカードすり替え型の特殊詐欺として知られている手口です。

前年に比べ急増したカードすり替え型の手口とは?

カードすり替え型の手口では、まず詐欺師がターゲットに「キャッシュカードが不正に利用されている」などと連絡をします。その後、金融機関や役所の職員を名乗る詐欺師が直接ターゲットの自宅に向かい、キャッシュカードを封筒に入れて保管してほしいと接触。このタイミングで本物のキャッシュカードが入った封筒と偽物の封筒をすり替えます。
カードすり替え型の手口が急増した理由は、発覚するまで時間がかかること、比較的新しい手口であるため被害者が詐欺だと気づきにくいことの2つです。詐欺師たちの話術は巧妙で、ターゲットに考える隙を与えません。どれだけ詐欺に注意している人でも、知らない手口で接触してきた人物を警戒するのは難しいかもしれません。

カードすり替え型の詐欺を防ぐために

オレオレ詐欺や架空請求は世間で広く認知され、その結果として被害件数が減少しました。やはり詐欺の手口を知っていれば「もしかして詐欺かもしれない」と自然に思いつきやすくなり、家族や警察に相談する方が増えます。
詐欺から身を守るために知識が重要になるのはどんな手口でも同じです。カードすり替え型の手口はもちろん、これから登場する新しい手口についても常に情報を集めておくことが詐欺被害を防ぐために効果を発揮するでしょう。

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