防犯カメラの設置協定を結ぶ地域が増加中!
防犯カメラは街中の様々な場所に設置されています。カメラを設置することで犯罪の抑止力にできるだけでなく、未然に防ぐ力が働くのがメリットです。 近年は防犯カメラへの意識の高まりもあり、設置協定を結ぶ地域も …
うまい話には必ずといっていいほど裏があります。ただ、どうしても人は自分に都合が良い情報を信じてしまうもの。そんな人間の心理を操り、個人情報や金銭を騙し取るのが詐欺師たちの手口です。
今回は最近確認された当選詐欺メールを紹介するとともに、当選詐欺の仕組みや騙されないための対策について解説します。
1月16日、象印マホービン株式会社は、ギフトカードの当選通知を装った詐欺メールを多数確認していると発表し、消費者に注意を促しました。同社は以前「象印でショッピング」というサービスを運営しており、2019年12月に不正アクセスを受け、顧客の個人情報を流出させてしまっていました。今回の詐欺メールは流出した個人情報を悪用したものと見られています。
メールの本文では「ギフトカードをプレゼントします」「商品が当選しました」といった文面が並び、外部のサイトへ誘導した後クレジットカード番号などの情報を盗み出そうとしていました。同様の詐欺メールは以前から確認されており、象印マホービン株式会社は昨年にも注意喚起を促しています。
先ほどのケースと似たような当選詐欺は他の場所でも多数報告されています。例えばネットで何かを調べた時、突然「iPhoneが当選しました」といったメッセージが表示されたことはないでしょうか。正規のニュースサイトを見ていたにも関わらず、いきなり詐欺のメッセージが表示されれば「コンピュータウイルスに感染したのではないか?」と思う方も多いでしょう。この当選詐欺には広告を表示する仕組みが悪用されており、広告を貼っているメディア自身も詐欺メッセージが表示されていることに気づいていないケースもあります。少しずつ詐欺広告への対策が進んでいるとはいえ、今後も当選詐欺のメッセージには注意が必要です。
当選詐欺の目的はクレジットカード番号や暗証番号です。一見しただけでは公式サイトと見分けがつかない偽サイトに誘導されてしまうため、詐欺メッセージを受け取った時点で見抜けなければ容易に騙されてしまうでしょう。
何もしていないのに、いきなり当選するなんて美味しい話はこの世に存在しません。見に覚えがない当選の連絡が来たら、まず詐欺だと思って間違いないといえるでしょう。見に覚えがある通知でも、流出した個人情報を悪用したメッセージの恐れがあります。送信元や案内されているURLは間違いなく正規のものか、慎重に見極めるよう心がけてください。