自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
車を所有していれば、どんな人でも車上荒らしに遭ってしまうリスクがあります。今回は最近発生した車上荒らしについて紹介するとともに、主な手口や対策方法について解説します。
10月24日、岩手県警は4月から9月の間に県内で11件の車上荒らし被害があったことを明かしました。被害に遭った車両はどれもロックが掛かっていたようですが、窓ガラスが割られてバッグなどの貴重品を盗まれてしまいました。事件が発生した時間帯は主に夜から深夜。いわき市はこれ以上の被害拡大を防ぐため、貴重品は車外から見えない場所に保管するよう注意を呼びかけています。
神奈川県横浜市においても車上荒らしが多発しています。今年の2月から8月までに6件の被害が発生していることに加え、9月には3件の車上荒らしが立て続けに発生。10月10日から18日までの9日間にも7件の車上荒らしが発生しました。犯人は犯行が発覚しにくい悪天候の日を狙っているとみられています。警察は被害を防止するべく、駐車場の所有者に対し防犯カメラやライトを設置するよう呼びかけていますが、費用の観点からなかなか難しいのが現状です。
車上荒らしで最も多い手口は、窓ガラスを割って車内に侵入するというものです。とはいえ、割った窓から直接侵入するわけではなく、犯人は内側からロックを解除してドアを開けます。犯人の多くは、割れても目立ちにくい車の斜め前にある三角ガラスを割ります。
次に多い手口は、近年増加しているリレーアタックというものです。リレーアタックはスマートキーが発する微弱な電波をキャッチし、これを特殊な機械で増幅することによりドアのロックを解除します。スマートキーの電波を使えばドアのロックを解除するだけでなく、エンジンをかけることも可能になるため、車両そのものが盗まれてしまう事件も珍しくありません。盗まれた車両は解体して販売されたり海外に輸出されたりしているようです。
車の施錠を忘れないことはもちろん、セキュリティアラームや防犯フィルムといった防犯グッズを取り入れましょう。特別な理由がない限り、犯人はわざわざ防犯意識の高い車を狙いません。
リレーアタックを防ぐには、スマートキーから漏れ出る微弱な電波を遮断することが対策となります。電波が漏れない金属製の容器やリレーアタック対策用として販売されているキーケースを利用しましょう。